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終礼が終わり、
職員室に戻ろうとしてると田中くんに話しかけられた




『高橋ちゃん!』


「...田中くん?先生付けなさいって言ったでしょ?」


『へ、そうだっけ?
てか俺高橋ちゃん担任なって欲しいって思ってた!』


「はいはい、ありがとう」



去年英語で授業行くようになってから
こんな感じで絡んでくる田中くん


いつも適当に返事しとけば
いなくなるから今日もそうしようって思ったけど
3人もいるしそうはいかないみたい




『AHAHA!!樹、高橋ちゃんに嫌われてんじゃん!!』


「...ジェシーくんも名前で呼ばないの、先生でしょ」


『HE!??高橋ちゃん俺の名前覚えてんの!??』


「あれだけ騒がれたらいやでも
1番に覚えちゃったの」


そう言うと、
謎にも大笑いをはじめたジェシーくん



『せんせー、ジェシーってこれが普通だから』


慣れたようにジェシーくんを見て話す田中くん



「...君は、森本くんだよね?」


ベラベラ喋る2人の横で黙ってた彼に声をかければ
歯切れの悪い返事をされた



『あっ、そうっす、森本っす』



あれ?もっと騒がしい子なのかな〜って思ってたけど
意外と落ち着いてる?



『聞いてよこいつさっきから急に静かになったの』



...あ、そうでもないっぽいな
先生の前では静かになるタイプか、
なんて勝手に分析をして



「てか、あなたたちのせいで職員室戻れないんだけど
そろそろ帰ったら?」


いつの間にか教室には私たち4人だけ



『うぃっす、じゃあまた明日〜』


「はーい、また明日ね」



3人を教室の外まで見送って
荷物を持とうとしたら、
森本くんがひとりで戻ってきた



「あれ、忘れ物?」


『あー、まぁ、そんな感じっす』


なのに森本くんは何かを探す素振りもせずに、
ただ私の前に立っているだけ



「...森本くん?」


『せんせ、また明日』


そう言ってはにかんで教室を出て行った


「...どういうこと?」



森本くん、不思議な子?



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設定タグ:SixTONES , 森本慎太郎 , 高地優吾   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ダイア | 作成日時:2020年11月12日 17時

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