検索窓
今日:23 hit、昨日:64 hit、合計:113,363 hit

34 ページ34




ユキside



試合中にこけちゃって、
1人で保健室に行こうとしたら



先生と楽しげに話す慎ちゃんの姿が目に入った


1人で大丈夫だったけど、
なんだか悔しくて慎ちゃんを保健室に連れてきた



『先生いねえじゃん』


ベッドに座る私に
絆創膏を探して持ってきてくれた慎ちゃん



『ったく、こんくらい自分でできるだろ』


なんて言いながらも結局優しいのが慎ちゃん



『怪我、ここだけ?』


「うん、ありがと」



よし、戻るかって立ち上がった慎ちゃんに


「...最近、高橋ちゃんと仲良いよね」

なにか会話を続けたくてそんな言葉を口にした



『...あ〜、そう?』


「...好き、なんでしょ?」


『バレてる?まじ?やば』


顔を赤くして、ふにゃふにゃにやにやし出した
慎ちゃんを見て胸が痛くなった


...こんな姿、初めて見た

....見たくなかった



「...結構物好きだよね」


『...は?』


声のトーンが一瞬で変わったのが分かった

でももう悔しさと悲しさと色んな感情で
ぐっちゃぐちゃの私は止められなかった


「...先生好きになるとか、
しかも高橋ちゃんっていう」


『...どういう意味で言ってんの』


「見る目ないよねって話!
わざわざおばさん好きになるとか可笑しいんじゃない?(笑)」


『....。』


半分本心で半分強がりの言葉


『...お前に何がわかんの』


その言葉に顔を上げれば


軽蔑した目をする慎ちゃんがいた


「...慎ちゃ、」


『先戻るわ』



涙も出なかった

あんな慎ちゃん見たことなかった



そのままベッドに横たわる



「....高橋ちゃんなんて」






大嫌い




35→←33



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (88 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
309人がお気に入り
設定タグ:SixTONES , 森本慎太郎 , 高地優吾   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ダイア | 作成日時:2020年11月12日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。