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すごい、森本くんが静かに勉強してる
仕事の邪魔にならないように気使ってくれてるんだな(笑)



「ねぇ、森本くん」


『なんすか』


「放課後、私もジャージで行っていいんだよね?」


『へ?....あー、いいんじゃない?
みんな笑うかもだけど(笑)』


「え、なんで笑われるの」


『だって先生が出るわけじゃないんだし普通の服でもいいじゃん』


「でもみんな頑張ってるのに、」


『ふはは(笑)俺はいいと思うよ先生らしくて』



まるで馬鹿にしてるような口調だな
でも気にしない、こういうのは見た目から入るタイプだから



『てか先生から話しかけてくんじゃん』


「え、あ、ごめん、黙るね」


『俺は嬉しいからいいんだけど、
仕事の邪魔になんない程度に話せるなら』



照れる割にこういうことはサラッと言ってのけるから不思議なもんだ



『ねぇせんせ』


「んー?」


『ご褒美ちょうだいよ』


「...ご褒美?」


『そ、クラスマッチ優勝したら』


「そうだね〜、優勝したらみんなにアイスとか、」


『違う、俺だけのやつ』


机に手をついて見下ろしてくる森本くん

いつもと雰囲気が違って少し萎縮してしまった



「森本くんだけ特別扱いなんてできないでしょ?」


立ち上がって本棚に向かおうとしたら目の前に立ちはだかる彼

違う方向に行こうとしても何度も邪魔してくる


『やだよ、特別がいい』


「森本くんどいて?」


『じゃあ特別ちょうだい』


このやり取りを繰り返すこと6回目で


「...わかったからどいて」


『言ったね?わかったって言ったからね!!!?』


私が折れてしまった




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設定タグ:SixTONES , 森本慎太郎 , 高地優吾   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ダイア | 作成日時:2020年11月12日 17時

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