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『A、いる?』
控えめな声とともに扉が開いた
「ゆう、...あ、高地先生」
『あれ、慎太郎!??あーっと、すいませんなんでも』
『大丈夫だよこーち!(笑)俺知ってるから!』
森本くんの言葉に驚いた様子の優吾
『え、なに、こいつに言ったの?』
「いや、言ったっていうか...」
『言うもなにもこないだ一緒に帰ろうとしてたじゃん!(笑)
それ見た俺が強引に先生に聞いただけだから
責めるなら先生じゃなくて俺にしてよ?(笑)』
こう見えても優吾は公私はちゃんと分けないと嫌な人だし、
だからこそこういう隠すべきことをバラすなんて、
ましてその相手が生徒なんてあり得ないって思ったはず
分かる、今の優吾の口調は少し怒った感じだった
....それを察した森本くんが庇ってくれた?
なんて都合の良い解釈
でもその森本くんのおかげで
場の空気は和らいだし、
優吾ももう少し警戒しないとだなぁ〜なんて悔しがってる
『それより慎太郎はなんでここにいんのって話、
さっさと帰って勉強しろ』
『え〜こーちもしかして俺と先生が二人っきりだったからって
嫉妬っすかぁ?えぇ〜〜〜かわいい〜〜』
『ざけんなお前みたいなガキに嫉妬すっかよ(笑)』
『はいはいガキは帰りまーす、じゃあさよならー』
「森本くんまた明日!」
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作者名:ダイア | 作成日時:2020年11月12日 17時