Angel story２(紅一点)

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『実はね、ちょっと前から考えてたんだけど...』

【話し出した七瀬を見つめる9人】

『辞めようかなって思ってて』

向井「え？何を？」

『...事務所、を』

向井「え！？！？絶対嘘やろ！いきなりすぎるって！」

佐久間「突然すぎるでしょマジで」

『嘘でこんな事言うと思う？』

岩本「え、待って本気で言ってる？」

『本気だよ』

阿部「それはなんで？」

『...もう疲れちゃった、頑張っても頑張っても、なんにも出来てない気がして、それを考えるのが辛いの』

【どんどん小声になっていく七瀬】

ラウール「やだよ、AちゃんいないSnowManなんてSnowManじゃないよ」

目黒「Aちゃん何でも出来てるよ、完璧じゃん」

『ううん、出来てないよ、ずっとずっと出来てない』

向井「嫌やで、Aちゃんおらんくなるとか」

ラウール「辞めないでよ」

『...！ラウちゃん泣かないで、』

春菜《やばいやばい、ラウール君が泣いちゃったらマズイ》

向井「俺も泣いてますけども！」

【場を明るくしようと、明るく振る舞う向井】

『ごめん、見えてなかった』

向井「見ててくれ」

【七瀬の一言で若干空気が気まずくなくなってしまう】

小杉《岩本くんに助け求めてる(笑)》

岩本「...なんで急にそんな事言うんだよ」

深澤「..Aの悪い所だよ、それ」

【ずっと黙っていた深澤が話し出す】

深澤「昔からそうじゃん、練習終わってもずっと練習してさ、誰よりも努力してるし、誰よりも上手くこなすのに、自分を低評価し過ぎだよ」

『そんな事ない、練習だって追いつけない事ばっかりだし、やっぱりダメなんだよ、ジャニーズに女がいるのは』

渡辺「ふざけんなよお前」

【七瀬が不安視していた渡辺が話し出す】

渡辺「お前が辞めんなら俺も辞めるって言ったよな」

『だからなんでよ、なんでそうなるの』

渡辺「もう辞めるなんて言わない、って約束したの忘れたのかよ！」

『忘れるわけないでしょ』

渡辺「じゃあ取り消せ、今の言葉全部嘘でしたって言えよ今！」

『約束守れないぐらい辞めたいって気持ちが強いって分かんないの！？』

【ヒートアップして立ち上がる2人】

宮舘「2人とも落ち着いて、怒鳴りあったっていい事ないでしょ」

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