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廉side____________
『 あいつ、元気にしてた？ 』
『 ああ、俺のお陰でな 』
そう言うとなんだそれ、と返ってくる。
『 あいつ、昔からほんと男が苦手で
私は彼氏なんか作らないって言い張ってたんだ
でも、あいつが彼氏を作るなんて、
お前は良い奴なんだな 』
と少し寂しそうに神宮寺はそう言った。
『 俺も小さい頃からAが好きで、
でも、あいつは俺のこと兄のように慕ってた
だから、頼むよ、あいつのこと、
幸せにしてやってよ 』
神宮寺の真っ直ぐな目が俺を見つめた。
『 ああ、わかった。
わかってる、俺がAを幸せにしてやる 』
今日初めて出会ったのになんだか心が通じあえた気がした。
その同時にAの事を守るって強く思えた。
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作者名：永瀬れみ
| 作成日時：2017年10月11日 1時
