キミと過ごした日々 (ページ34)

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(ンダホside)

ンダホ「じゃあ、『もういいかい？』って言ってみて？」

「もーいーかい？」

5分後、玄関からAちゃんがそう問いかけるとバラバラに『もういいよー』と聞こえた

ンダホ「よし、じゃあ、探そうか？」

「あい」

まずは下駄箱を見るためドアを開く

ンダホ「誰かいる？」

「んー…ない」

ンダホ「いないかぁ…次どこ行く？」

「んー…こっち！」

俺の手を引いてトコトコと歩いていく

子供が出来たらこんな感じなんだなぁ…

手を引かれやってきたのはリビング

ここは何人かいるだろう…

ンダホ「どこいるかな？」

「んー…」

俺の手を離して走って行き、カーテンのところを端からパンパンと叩いていく
真ん中の辺りで『痛っ…』と聞こえた

「ぁー、ざかー、みっけ！」

カーテンを捲ったAちゃんが嬉しそうに叫んだ

ザカオ「ぇー、見つかっちゃった…」

カーテンから出てきたザカオは悔しそう、というより嬉しそう

ンダホ「よし、じゃあ次探そう」

今度はキッチンの方を見にいく

ンダホ「いる？」

「んー…なぃ…」

感覚でいるかいないか分かるのかな？

次に見に来たのは作業部屋

Aちゃんは部屋に入った瞬間俺の手を離して布団へとダイブした
すると『ゔっ…』と声が聞こえた

ンダホ「え、大丈夫？」

「んー…」

布団の上でバタバタ暴れる

『いっ…たぃ、痛い！』と布団から出てきたのはシルク

かくれんぼとか本気で隠れるタイプなのに今日はAちゃんが見つけやすいように簡単なとこに隠れたんだな

「しーく、みーっけ！」

シルク「くっそー、見つかったかー」

嬉しそうにAちゃんの頭を撫でてる

ンダホ「よし、次行こう」

「あーい」

トイレやお風呂を見るけど誰もいなかった