キミと過ごした日々

家族 ページ15

(福良side)



山上「伊沢さん、これお願いします！」

伊沢「そこ置いといてー」

山本「こうちゃん、これなんだけど…」

渡辺「すみません！後で見るんで置いといてください！」



様々な声が宙を飛び交っている

今日はみんな珍しくバタバタしている忙しい日だ

それは須貝さんも同じでAちゃんを1人で遊ばせる程

Aちゃんのことを気にしつつ俺も仕事を進めた




福良「はぁ…」




自分の分が落ち着いたから伸びをして息を吐いてふと、周りを見た




福良「ぇ…」




あれ…？
Aちゃんは…？

さっきまで部屋の隅でパズルをしてたはず…


あれ…？
“さっき”っていつだっけ…？


別の部屋にいるのかもしれない…


そう思って部屋を出て別の部屋を探したけどどこにも居なかった



福良「ヤバいな…」



外に出たんなら、誰かに連れ去られるかもしれない…



福良「須貝さん！」

須貝「わっ、なに？」

福良「Aちゃんがいないです！」

須貝「ぇ、」

渡辺「え？」

福良「俺、外探してきます」



そう言ってオフィスから飛び出した

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