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(河村side)



「か…くん…」



須貝さんがトイレに行くと部屋を出て行った後、ズボンをつんっと引っ張られながら、か細い声が聞こえた

『かーくん』って言った?
僕のこと、でいいんだよな…



河村「どうしたの?」

「駿ちゃ、コンコン…」

河村「…こうちゃん、体温計と冷えピタってあったっけ?」

渡辺「あ、探してきます!」

河村「教えてくれてありがとうね」



そう言ってAちゃんの頭を撫でた



渡辺「河村さん、ありました」

河村「ありがとう」



Aちゃんを2人に任せて、おそらく須貝さんがいるであろう仮眠室に向かった

中に入ると腕で顔を覆って寝ている須貝さん



河村「須貝さん、大丈夫ですか?」

須貝「ぁ…河村くん…」

河村「Aちゃんが教えてくれました、とりあえず熱測ってください」

須貝「バレてたのか…」



そう言いながら熱を測り始める



河村「子どもってそういうとこ敏感に感じとるもんじゃないですか?」

須貝「下手に嘘つけねーな…」

河村「薬は?」

須貝「市販のやつ飲んだけど…」



ピピッ、ピピッ、



河村「何度ですか?」

須貝「7度8分」

河村「寒気は?」

須貝「ない」

河村「とりあえず、冷えピタ貼りますね」

須貝「うぅ…つめた…」

河村「薬飲んだんなら、とりあえず寝てください、お昼食べてからまた飲みましょう」

須貝「はーい」



『ちょっ、Aちゃん』と声が聞こえると仮眠室のドアが開いた



須貝「A?」

「駿ちゃ、へーき?」

須貝「うん、大丈夫だよ」



『うつったらダメだから、あっちで遊んでな?』と笑顔でAちゃんに言う須貝さん



山本「あっちで遊ぼう」

「う…」



山本と手を繋いで部屋を出て行ったAちゃん



河村「じゃあ、また後で来ますね」

須貝「おう」




〈その後〉

渡辺「『かーくん』って呼んでましたね?」

河村「須貝さんが『河村くん』って呼んでるからでしょ?一生懸命思い出したんじゃない?」

渡辺「いいなぁ…俺も呼ばれたい…」

河村「呼ばれるといいね?」

渡辺「うわ、その勝ち誇った感じムカつく…」

夢→←風邪



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明希(プロフ) - 吹雪鬼さん» ありがとうございます! (2020年9月22日 21時) (レス) id: bd6acc50a6 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪鬼(プロフ) - とても好きですっ!!頑張ってください! (2020年9月16日 22時) (レス) id: 7938328c9a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:明希 | 作成日時:2020年9月6日 17時

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