一緒のベッド ページ9
Aside
キヨくんと一緒に歯を磨き、同じ部屋の同じベッドに寝転がる。
すぐ側にキヨくんがいることにドキドキが収まらない。
もう少し距離を近づけたくて勇気を出して言ったけど、結構すんなり許しが出た。
キヨくんは嫌かなと思ったけど、そうでも無い…？
A「……」
キ「……」
A「…えと、」
キ「…うん。」
A「…なんか新鮮だね。」
キ「一緒に寝るの初めてだもんな。」
A「いつも別の部屋だもんね。」
キ「…やっぱ別の部屋って寂しい？」
A「ちょびっとだけど寂しいかな。」
キ「じゃあさ、これからずっとこっちで寝る？」
A「え？でも、キヨくんと私寝る時間バラバラだし、実況撮ったりするでしょ？」
キヨくんは「あー、そっか」と天井を見ながら悩む仕草をする。
毎日キヨくんと一緒に寝れたら、めちゃめちゃ幸せなんだろうけど、実況の邪魔は出来ないしね。
キ「じゃあさ、」
A「うん。」
キ「おっきいベッド買うか。そんで、リビングの横の部屋に俺が荷物置きにしてるとこあんじゃん？あそこに置いて2人で寝よ。」
A「お部屋改革的な？」
キ「何それかっこいいじゃん笑 お部屋改革しようぜ笑」
にっとこちらを向いて笑うキヨくん。
2人で寝るの嫌じゃなくて良かった。
A「今度ベッド見に行かないとね。」
キ「最高のやつ買お。」
A「寝心地いいやつね！」
そんな話をしていると、だんだんと眠たくなってきた。
目は半分閉じている。
視界がぼやぼやして、意識も夢の世界へ引き込まれていきそうだ。
キ「お疲れ。ゆっくり寝な。」
A「…うーん。おやすみぃキヨくぅん。」
おでこにキスを落とされたのを最後に、私は意識を手放した。
夢の中で、キヨくんと今と変わらない生活を送っている私がいた。
でも1つ違うところがある。
左手薬指には銀色に光る指輪が嵌められている。
幸せそうな私。
いつか、こんな夢みたいな現実が訪れるのかな。
ずっとキヨくんと居られたらいいな。
今でも充分幸せなのに。
高望みし過ぎかなと思うけど、夢を見るぐらいはいいよね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 191人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「キヨ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゑぬ(プロフ) - り なさん» コメントありがとうございます😭 １から読んでくださって感謝でしかないです🙇♀️ 読者の方のおかげで完走出来ました！ ありがとうございました🙇♀️ (10月31日 15時) (
レス) id: 467f387b94 (このIDを非表示/違反報告)
り な(プロフ) - シリーズ1から読んでいて二人が幸せになって良かったです。完走おめでとうございます！！ (10月31日 13時) (レス) @page50 id: 916a2c7fc4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゑぬ | 作成日時：2022年7月23日 21時
