イタズラ心 ページ8
キヨside
キ「この写真はどーゆうこと？」
A「えっと、それは、キヨくんにはまだ言えないんだけど、その、」
今どういう状況かと言うと、帰って来て買ったアイスを冷やし、Aちゃんと対面で座ってさっき送られてきた画像について問い詰めてるところ。
別にびっくりしただけで怒ってないけど、わざとちょっと怒り気味でいる。
イタズラ心ってやつ。
キ「フジだけじゃなかったの？」
A「私もフジさんだけだと思ってたんだけど、車に乗ったら後ろにヒラさんとこーすけさんも居て、お2人にも手伝って貰ったの。」
キ「ふーん。俺だけハブってねぇ〜。」
A「ごめんね、キヨくん。でも、まだ言えなくて。」
キ「べっつにいいけどさー？俺以外の最俺メンバーは知ってんだもんなぁ。羨ましいわ。」
A「キ、キヨくん、怒ってる？」
キ「いーや？別に？」
A「怒ってる言い方してるじゃん…。ごめん…。でも、まだ言えないのもごめん…。」
どんどん肩を落としていくAちゃんを見ていられなくなって、さすがに折れた。
キ「俺こそごめん。そんな顔しないでよ。怒ってないから。何かしてくれてんでしょ？」
こくこくと頷き涙目の上目遣いで俺を見つめてくる。
その顔はズルい。
キ「その顔わざとやってんの？」
A「どの顔？」
キ「…いや、俺だけが知ってればいいや。よし、アイス食べて寝るか！」
A「うん！」
コロッと表情が変わるところはあの頃から変わらない。無邪気さが好きなところの1つ。
一緒にアイスを食べてのんびり過ごす。
この時間が俺にとっての至福なんだよな。
なんて思っていると、不意にAちゃんが俺の指に自分の手を絡めてきた。
恋人繋ぎ状態になる。
キ「どうした？」
A「今日さ、隣で寝てもいい？」
俺の思考は一旦フリーズする。
隣で寝る？
同じ部屋で同じベッドでってこと？
今日？この後？へ？
A「キヨくーん？…嫌だったらいいんだけどさ、その私が隣で寝たいだけだからさ。」
キ「……いいよ。俺のベッドの方がデカいしそっちで寝よか。」
A「う、うん。ありがとう。」
一緒に寝ることになったわけだけども。
俺は今晩耐えれるのか？
Aちゃんはきっとそんなつもりで言ってるんじゃない。俺はわかる。
俺はひとつ深呼吸をし、耐える覚悟を決めた。
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ゑぬ(プロフ) - り なさん» コメントありがとうございます😭 １から読んでくださって感謝でしかないです🙇♀️ 読者の方のおかげで完走出来ました！ ありがとうございました🙇♀️ (10月31日 15時) (
レス) id: 467f387b94 (このIDを非表示/違反報告)
り な(プロフ) - シリーズ1から読んでいて二人が幸せになって良かったです。完走おめでとうございます！！ (10月31日 13時) (レス) @page50 id: 916a2c7fc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゑぬ | 作成日時：2022年7月23日 21時
