inTOKYOドーム1 ページ43
キヨside
6月1日。
遂に東京ドームイベントの日がやってきた。
北海道から母さんと兄ちゃん、それに親友が来る。
Aちゃんも、もちろん招待した。
それから歌い手友達も。
いろんな人が来てくれることに緊張ではなく、楽しみが勝っていた。
キ「服さ、これとこれ合わせてベルトこれ合わせるんだけど、変じゃない?」
A「変じゃない!!凄くかっこいい!!見て見て!私もキヨくんとおそろコーデ〜!」
キ「かんわい!!!俺の友達に襲われないようにね?」
A「大丈夫だよ〜。私はキヨくん一筋だから!」
ニヒヒと笑って、『有頂天猫』をかけ始める。
一緒に歌詞のおさらいをする。
俺の事を1番近くで応援してくれているAちゃんを、笑顔でいっぱいにしたい。
たくさんの好きを届けてくれる君に恩返しがしたいんだ。
キ「行ってきます!」
A「行ってっしゃい!後でお母さんとお兄さんと行くね!」
キ「着いたら連絡して!」
バタバタと家を出る。
兄ちゃんとAちゃん会ったことないから
正直心配ではあるけど
母さんいるし、大丈夫かな。
晴れ舞台、全員楽しませるぞと気合いを入れて、ドームに向かった。
キ「おはよーっす。」
レ「キヨくんおはよー。」
ガ「おはようキヨ〜。」
う「うーっす。」
P「おはようキヨくん〜。」
キ「おまえだけ今日舞台立たんのよ笑」
何故かいつもいるPPが、さも自分も舞台立ちますよみたいにして挨拶してきた。
立たねぇだろ。この時間から来なくていいのよ。
でもまぁ、PPはTOP4の5人目と言っても過言じゃないし、いいか。
最終確認を4人でして、お昼を食べたら
フォーマンセルの歌詞確認をする。
初めて4人で歌う曲。
俺たちらしさが詰まってるなと思う。
いい曲作って貰えて本当にありがたい。
その頃に携帯に通知が来る。
A着いたよー!
キヨ裏口まで回ってきて!
キヨ迎えに行く!
Aはーい!
キ「わりぃ。Aちゃん迎えに行ってくる。」
レ「俺も行こかな〜。」
う「俺もちょっくら会いに行くかー。」
ガ「なら俺もだな〜。」
P「僕もかな?」
キ「全員来なくていいから!どーせここ来るから!待ってろ!」
謎のノリを振り切り、裏口に向かう。
早く会いたい。
始まる前に元気をもらいたい。
十分あるけどもっと。
気づけば小走りになっていた。
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ゑぬ(プロフ) - り なさん» コメントありがとうございます😭 1から読んでくださって感謝でしかないです🙇♀️ 読者の方のおかげで完走出来ました! ありがとうございました🙇♀️ (10月31日 15時) (レス) id: 467f387b94 (このIDを非表示/違反報告)
り な(プロフ) - シリーズ1から読んでいて二人が幸せになって良かったです。完走おめでとうございます!! (10月31日 13時) (レス) @page50 id: 916a2c7fc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゑぬ | 作成日時:2022年7月23日 21時