バレンタイン ページ40
Aside
昨日はキヨくんに見られたけど
何やらバレてないらしく。
というか、バレンタインの概念なさそう。
キ「準備オッケー？」
A「オッケー！行こ！」
私の念願のポケセンデート。
お目当てはもちろん、そうていがいとやまだほげお。
2月はまだまだ寒い。
しっかりマフラーを巻いて、
キヨくんと手を繋いで。
外に出ると声を掛けてもらうことが増えた。
応援してくれている視聴者の、特に女の子に。
『いつも応援してます』
『キヨの彼女大変だと思うけど、頑張ってください！』
『実写も増やしてください！』
いっぱい応援されてることが感じられて嬉しい。
中にはまだ誹謗中傷ってのもあるけど、
キヨくんといれば何も気にならない。
キ「そうていがいとほげお買えて良かったね。」
A「うん！ほんとに可愛い！これから一緒に寝る！」
キ「寝る時は俺にして。」
A「え、この子達も一緒にダメなの？」
キ「ダメ！寝る時は俺が独占するから！」
ムッとした顔でそう言うから、可愛いなぁと思う。
ぬいぐるみにまで嫉妬してさ。
ずっと好きでいてくれてて、大事にされてるんだなと感じる。
A「…わかった。キヨくんが嫉妬するからベッドには持ち込まない。」
キ「…そうしてくれると嬉しい。」
A「はーい笑」
顔を赤くして目を逸らすキヨくん。
街はすっかりピンクのハートとチョコレートで溢れていて。
私の心も浮かれムード。
そこでキヨくんが足を止めた。
キ「あれ？今日ってバレンタイン？」
A「そうだよ。やっぱり気にしてなかったか。」
キ「…え？待って、もしかして、昨日のって…」
A「ふふ。家帰ろっか！」
キ「うわぁ！なんで気づかなかったんだろ。俺、学園ハンサム上げることしか考えてなかったから、貰う概念も無かったし！すげー悔しいんだけど！」
A「大丈夫だよ笑 キヨくんしか食べないし、誰も取らないから！」
彼をなだめながら帰宅。
すぐさま荷物を置いて、手を洗い、冷蔵庫の前に行くキヨくん。
でもなかなか開けない。
キ「…ちょーだい。」
A「…わかりました。」
冷蔵庫から昨日作ったものを取り出し渡す。
A「ごめん、ラッピングしてない。」
キ「いいの。ありがとう。…やばい、めっちゃ嬉しい。久々にバレンタイン貰った。しかも本命。」
よっしゃ！！っとガッツポーズするキヨくん。
来年はちゃんとバレないように渡したいな。
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ゑぬ(プロフ) - り なさん» コメントありがとうございます😭 １から読んでくださって感謝でしかないです🙇♀️ 読者の方のおかげで完走出来ました！ ありがとうございました🙇♀️ (10月31日 15時) (
レス) id: 467f387b94 (このIDを非表示/違反報告)
り な(プロフ) - シリーズ1から読んでいて二人が幸せになって良かったです。完走おめでとうございます！！ (10月31日 13時) (レス) @page50 id: 916a2c7fc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゑぬ | 作成日時：2022年7月23日 21時
