好きを伝えるには ページ38
Aside
キ「…なんか、いいな、この感じ。」
A「…恥ずかしすぎる。」
私が洗い終わって再び湯船へ。
キヨくんに背を向けてキヨくんの足の間に座ってるんだけど、キヨくんにずっと抱きしめられてるし恥ずかしい！
キ「やっぱAちゃん柔けーな。」
A「言わないでよ！ぽよぽよなの困ってるんだから！」
キ「なんで！いいじゃん！このままでいいから！ちょうどいい抱き心地…あ。」
A「抱き心地って…。」
キ「あ、いや、まあ、その、抱きしめた時にちょうどいいってことじゃん！？」
A「…まあそれならいいけど。」
たぶん違う意味だと思うんだけどね。
それは言わないでおく。
ただ、やっぱり今まで素肌で触れ合うことなんてなかったから、ドキドキが止まらない。
より一層、キヨくんの温かさを感じられて、愛しい。
A「…温かいね。」
キ「う、うん。やっぱ、2人で入ると、違うな。」
A「だね。」
気まずい空気の中、私を抱きしめるキヨくんの腕に力が入った。
A「！！」
キ「…一緒に入れて良かった。また新しい経験一緒に出来て嬉しい。」
A「…私も一緒だよ。これからも定期的に一緒に入んないとね笑」
キ「入ってくれんの？」
A「恥ずかしいけど、キヨくんが喜んでくれるなら。」
キ「めちゃくちゃ嬉しい。」
A「ふふ。…そろそろ上がろっか。私、お腹空いた。」
キ「俺も腹減った。先上がって着替えちゃうわ。」
私の事を気遣ってくれてるんだろう。
キヨくんが先にお風呂場を出る。
私もキヨくんの影が脱衣場から消えたところで外に出た。
服を着て、ドライヤーを手にリビングへ。
A「キヨくん。ん。」
キ「ん？」
A「乾かしてほしいなぁ…なんて。」
キ「…ここにどうぞ、お嬢さん。」
A「どうも笑」
キヨくんは甘えてくれたり、気遣ってくれたり、心配してくれたりする。
安心してくれてるんだろうなと感じる。
だから私も甘えた方がいいんじゃないかと思った。
いつもキヨくんから言ってくれるから、私からもちゃんと好きだよって伝わるように、安心してるよって伝わるようにしたいと思った。
キ「はい。できた。」
A「ありがとう。…私、キヨくんにもっと行動で好きって伝えなきゃね。」
キ「急にどうしたの笑 十分伝わってるよ。」
A「もっと伝えるね。」
これからももっと。
好きになってもらえるように。
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ゑぬ(プロフ) - り なさん» コメントありがとうございます😭 １から読んでくださって感謝でしかないです🙇♀️ 読者の方のおかげで完走出来ました！ ありがとうございました🙇♀️ (10月31日 15時) (
レス) id: 467f387b94 (このIDを非表示/違反報告)
り な(プロフ) - シリーズ1から読んでいて二人が幸せになって良かったです。完走おめでとうございます！！ (10月31日 13時) (レス) @page50 id: 916a2c7fc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゑぬ | 作成日時：2022年7月23日 21時
