雪遊び ページ33
キヨside
A「この先も、おばあちゃんになった時も、キヨくんが隣にいてくれたら私は幸せだな。」
先に言われてしまった。
この言葉が頭から離れない。
キ「…あん時の俺の返事、ダサかったなぁ。」
こ「何ぼーっとしてんだよ。」
フ「らしくないじゃん。」
キ「んぁ?あー。おー。」
ヒ「何かあったの?」
キ「いや、別に何もねーよ。さみぃだけ。」
雪だるまを作るAちゃんを眺めながらそう言う。
そんな訳ないのに。
A「キヨくーん!見て見て!こんな大きくなった!雪すごい!」
キ「俺が手伝ったらもっとデカくなるけど、どーする?」
A「え!手伝って!大きくしたい!」
無邪気にニコニコするから、すっかり心が絆される。
最俺恒例のお正月の実写動画。
今年はAちゃんも顔出しして出演。
今も動画を回している最中だ。
でも、Aちゃんはそんなことも忘れ、雪だるまを必死に作っている。
こんな可愛い姿、世に出したくねーんだけどなぁ。
ヒ「Aちゃんって、純粋だし無垢だし無邪気だよね。」
フ「可愛いよなぁ。キヨの事大好きって伝わってくるもんな。」
こ「あんなにいい子、他にいねぇよ。」
キ「つまり、そんなAちゃんと付き合ってる俺最強ってことか。」
フ「自分から言うのはキモイんだよ笑」
一応動画が回ってることを意識して、"キヨ"として発言する。
A「皆さんも一緒に雪だるま大きくしてくださいー!」
痺れを切らしたAちゃんが走ってきて、俺らの前で仁王立ちをする。
5人で雪だるま作り再開。
いつもの対決動画じゃなくて、おじさん4人と少女がほのぼのと雪遊びをする動画になった。
こ「じゃ、また向こうで。」
ヒ「また遊ぼ〜。」
フ「今度は俺の動画にも出てね。」
A「今日はありがとうございました!また遊んでください。」
キ「じゃあとっとと帰れ。」
動画を撮り終わり、それぞれ帰ることに。
3人はぶつくさと言いながら帰って行った。
A「今日は楽しかったね〜。」
キ「楽しんでくれて良かった。」
A「雪って凄いんだね。あんなにふわふわで、雪だるまも上手く作れたし!」
キ「俺のおかげしょ笑」
A「キヨくんだけじゃないけどそーかもね〜。」
ふふっと笑いながら、いたずらっ子の顔をする。
俺の特権。
俺だけが見れる顔。
毎日愛おしくて、好きすぎて脳が処理出来ねぇよ。
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ゑぬ(プロフ) - り なさん» コメントありがとうございます😭 1から読んでくださって感謝でしかないです🙇♀️ 読者の方のおかげで完走出来ました! ありがとうございました🙇♀️ (10月31日 15時) (レス) id: 467f387b94 (このIDを非表示/違反報告)
り な(プロフ) - シリーズ1から読んでいて二人が幸せになって良かったです。完走おめでとうございます!! (10月31日 13時) (レス) @page50 id: 916a2c7fc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゑぬ | 作成日時:2022年7月23日 21時