昔のキヨくん ページ30
Aside
お母さんと一緒にお喋りをしながら食器を洗い、リビングでまったり落ち着く。
キ「なんかすげー楽しそうだったじゃん。」
A「昔のキヨくんの話聞いちゃってさ、めちゃめちゃ楽しかった!」
キ「…母さん何喋ったの?」
母「ふふ。ゲームして負けたらすぐ拗ねるとか、給食の野菜が嫌でポケットに入れて持って帰ってきたとかそんな話よ。」
父「そんなこともあったな〜。どんだけ野菜嫌いなんだってあの時は思ったな笑」
A「絶対バレるのにチャレンジャーだよね笑」
キ「あの時の俺は必死だったの!笑」
リビングに響く笑い声。
空気の温かさに、私の頬はゆるゆるだ。
A「小さい時のキヨくん、行動が可愛いね。」
キ「俺は可愛いのよ!それはもうみんなから言われてたからね!」
母「誰が言ってた?」
父「聞いたことないなぁ。」
キ「いや、真面目な顔で言われると傷つくわ。本気じゃん。」
A「お父さんもお母さんも息がピッタリですね。」
キ「Aちゃん。感心しなくていいのよ。そんなことないです!キヨくんは可愛いです!って言って欲しいところなのね?」
A「ん?」
キ「ん?じゃない!もう!」
面白くてついからかってしまう。
それもこれも、居心地のいい空気のおかげ。
お父さんもお母さんも楽しそうに笑ってくれるから。
キヨくんが、私が緊張しないように面白くいてくれるから。
私も安心して笑うことが出来るんだよね。
母「Aちゃん。暖かいお風呂入れたから、入ってきたら?」
A「一番風呂が私なんて!お父さん、入ってください!」
父「いやいや。疲れてるだろ?先に入っておいで。」
キ「一緒に入る?」
A「なっ…!じゃ、じゃあお先に失礼します!」
ただでさえ一緒に寝るのがやっとなのに、一緒に入るってハードル高すぎるよ!
そんなことを考えながら、暖かいお風呂にしっかり肩まで浸かった。
191人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「キヨ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゑぬ(プロフ) - り なさん» コメントありがとうございます😭 1から読んでくださって感謝でしかないです🙇♀️ 読者の方のおかげで完走出来ました! ありがとうございました🙇♀️ (10月31日 15時) (レス) id: 467f387b94 (このIDを非表示/違反報告)
り な(プロフ) - シリーズ1から読んでいて二人が幸せになって良かったです。完走おめでとうございます!! (10月31日 13時) (レス) @page50 id: 916a2c7fc4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゑぬ | 作成日時:2022年7月23日 21時