実家 ページ27
キヨside
キ「ただいまー。」
久しぶりの実家の扉を開ける。
Aちゃんは後ろからちょこちょこと着いてくる。
ひよこみたいで可愛い。
母「おかえり〜。…初めまして、母です。」
A「は、初めまして!!お、お付き合いをさせていただいております、Aと申します。よ、よろしく、お願いします!」
ガッチガチに緊張しているのが俺にも伝染してソワソワしてしまう。
母「そんなに緊張しなくていいのよ笑 さ、上がって!」
母さんはニコッとAちゃんに微笑んで、奥に行ってしまった。
A「お邪魔します…。」
そろそろと丁寧に靴を脱ぎ、俺の分も向きを揃えてくれる。
キ「靴、ありがとう。」
A「あ、家の癖でやっちゃった。キヨくんのご実家なのにね。」
キ「いつもやってくれてんの知ってるからさ、気遣わなくていいよ?ありがとう。」
A「ふふ。うん。」
キ「じゃあ、俺の部屋に荷物置きに行こ。」
A「キヨくんの部屋!見れるの楽しみにしてたんだ〜。」
2階に上がり、今は荷物置き場となってるらしい俺の部屋の扉を開く。
A「…ゲームと漫画だらけだ。」
キ「俺の部屋って感じしょ?笑」
A「うん笑 学生キヨくんがここで過ごしてたんだね。」
キ「そうだよ笑 ここで最俺のメンバーが集まってゲームしたりさ、勉強したりさ。」
A「青春だな〜笑」
そんな会話をしていると、下から「お寿司用意してあるよ」っと母さんの声が。
2人で降りて本日初めてのリビングへ。
何も変わらない、いつものリビング。
そこに彼女がいるというのが、何だか変な感じだ。
キ「ただいま父さん。」
父「おう。おかえり。Aさん、初めまして。父です。」
A「は、初めまして!Aと申します。キヨくんとお付き合いをさせていただいております、よ、よろしくお願いします!」
父「まぁまぁ、肩の力抜いて、寿司食いな。」
A「あ、すみません、ありがとうございます。」
父さんと母さんもちょっと緊張しているのか、Aちゃんが食べる姿をじっと見ている。
A「美味しい!キヨくん、お寿司美味しい!」
キ「良かったな。いっぱい食べな?」
それを見た父さんと母さんは嬉しそうにニコニコしている。
俺は男兄弟だし、女の子がいるのが嬉しいんだな。
キ「あのさ、俺らのこと話してもいいかな…?」
2人なら受け入れてくれると信じて、話を切り出した。
191人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「キヨ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゑぬ(プロフ) - り なさん» コメントありがとうございます😭 1から読んでくださって感謝でしかないです🙇♀️ 読者の方のおかげで完走出来ました! ありがとうございました🙇♀️ (10月31日 15時) (レス) id: 467f387b94 (このIDを非表示/違反報告)
り な(プロフ) - シリーズ1から読んでいて二人が幸せになって良かったです。完走おめでとうございます!! (10月31日 13時) (レス) @page50 id: 916a2c7fc4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゑぬ | 作成日時:2022年7月23日 21時