絶対言えない ページ42
目黒
「目黒ってほんとスペック高いよねー」
お酒が入るといつもそう言うAちゃん
目「なんかそれ、言われすぎて嬉しくなくなってきました」
Aちゃんと久しぶりにサシでご飯
康二かラウールかしょっぴーがついてくるからなかなか2人で行けなかった。
いつもしっかりしてるのに、
お酒入るとフワッとした雰囲気になって可愛さは倍増する。
昔は正直好きだった。
アピールだってしたし気持ちを伝える寸前までいってた。
けどふと冷静に考えたら
今の俺でこの人のことを支えられるのか、守れるのか
考えたら無理かもしれないと思って気持ちを押さえ込んだ。
初めて気持ちを伝えずに諦めた恋だった。
そんなこともちろん本人は知らず
「目黒〜ジントニック〜」
掘り炬燵の中で俺の脚を挟むAちゃん
目「飲みすぎ」
「明日休みだからいいもん」
目「寝ないでね。すみません、ジントニックとレモンサワーお願いします。」
なんだかんだ俺はAちゃんに甘いからよくSixTONESの皆さんに怒られるんだよね。
「私ね、たまに出る目黒のタメ口ちょっとキュンってくるの〜」
そんなこと言ってヘラヘラ〜っと笑うもんだから閉じ込めてた思いが溢れそうになる。
目「なんすかそれ、」
そんな思いに気づかないふりをしてみても
「へへ、目黒の彼女になれる人は幸せだろうなぁ」
諦めたはずなのにあの感情がまた顔を出す。
目「幸せにするよ」
「ん?」
目「俺の彼女になったら」
「ムリムリムリ、やっぱムリー?」
目「カラオケ行きます?」
「え!行く!」
君の彼氏になりたいとか、
絶対言えない。
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作者名:めかぶ | 作成日時:2022年9月15日 17時