お前らまじで目覚ませや【鬼滅の刃】

三人の過去 ページ34

Aside



紅「真理さん！手伝います！」

真「あら、ありがとう。いつもごめんねぇ」←Aの母

黒「この家に住まわせてもらってるんですから、当然です！！」ﾆｺｯ

真「二人とも....！！」ｼﾞｰﾝ

『お、今日は鍋ですか』

真「あんたも少しはこの子らを見習いな！」

『私は恋歌達とは違って料理できないの知ってるでしょ、だから手伝わない！』ﾄﾞﾔｯ

真「貴方の将来が怖いわ」




あんたに心配されるほど私は落ちぶれてないっつーの

そう言う勇気はなかった←




紅「あｯ...！！裕也さんって豆腐苦手じゃ....」

真「いいのよ、あの人の好き嫌いちゃんと無くさなきゃいけないし！
それに、しぐさんから貰った豆腐だからね、
すっごく美味しいんだから！！」

裕「酷いじゃないか、真理」ﾋｮｺｯ←Aの父

黒「！！」ﾋﾞｸｩｯ

『ぬぉっ！急に出てこないでよお父さん』

裕「ええじゃないか」

『それは江戸に起こった民衆運動』

紅「頭"は"いいんだけどね」

『おい？？？？？』

黒「ふふっ」

裕「っし、鍋ができるまでまだ時間あるだろうし、A、この前の稽古、中途半端に終わったろ？
今からしようか」ﾀｯﾀｯﾀｯ

『はーい』ﾀｯ




うちは空手道場をしている。

結構珍しいのだが、最近門下生も増えてきた。



お父さんはもちろん、お母さんもけっこう強い。


夢香や恋歌もたまに教えてもらっている。




『ねえ、お父さん』ｶﾞｯ

裕「ん？なんだ？」ｽｯ

『最近、夢香が元気ないんだ。何か知らない？』ﾃﾘｬｯ

裕「！..いや、知らないな....
夢香ちゃんが元気ないなんて、珍しいな」ｱﾏｲｯ

『....聞くのもなんだか気が引けるしなぁ....』ﾁｸｼｮｳｯ




親しき仲にも礼儀ありってな☆←




裕「....お父さんやお母さんが亡くなったの、まだ受け入れられないんじゃないか？」

『....そう、なのかな....』




夢香と恋歌の親は、
二週間程前に亡くなった。

原因はわからないが、明らかに殺されたような形跡だった。


顔もわからないほどぐちゃぐちゃだったのだ。




夢香、恋歌、私。

この三人はいつも一緒に行動していた。






黒蝶、紅華、白蝶

苗字にもつながりがあると言う。


「紅い華を取り囲むのが白い蝶と黒い蝶」


昔の書物に書いてあったらしい。





それを守れば「永遠の幸せが手に入る」と言われている。



幸せとは人それぞれ。


ただ、一つ言えるのは









一人だけで成り立つ幸せはないと言うこと。

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