お前らまじで目覚ませや【鬼滅の刃】

目覚ませ　弐拾 ページ28

Aside



紅「....お話、とはなんでしょうか」

紅「恋柱さんはまだわかります。
けれど蟲柱さん。貴方は話したくもない程私を相当嫌っていた筈....どんなつもりですか？」

胡「ｯ....」

甘「れ、恋歌ちゃん....えっと、その....」




....話、ねぇ




胡「.....私、甘露寺さんの話で"改めて"気付かされました。本当は....夢香さんが恋歌さんをいじ めているのだと....」

『ちょっと待て。改めて、ってどうゆう事だ？』

胡「....実は＿」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


胡「紅華さんに斬られたんですか？！」


ある日、夢香さんが蝶屋敷にやってきたんです。

いつもは殴られた、と腕や足にあざがあるはずなのですが....


その日は違ったんです。


手に刀を刺された、と血を流し、やってきました。


黒「き、斬られたってわけじゃ、ないんだけど.....」

胡「全く.....鬼を斬るための刀だというのに....
手、見して下さい。手当てします。」

黒「あ、ありがとう、しのぶちゃん」


ですが、私はそこで違和感を感じました


胡「....ん...？」

黒「？どうしたの？しのぶちゃん」

胡「い、いえ、なんでもありません！
薬、包帯を巻き直すときに塗って下さいね」ｽｯ

黒「ありがとう！」


その違和感とは、


傷口の"形"だったんです。



恋歌さんの刀の形は、先の方に行けば行くほど分厚くなっていますよね？

ですから、刺されたとなると傷口が少し細い三角形になる筈....







ですが、"違ったんです"


普通の刀で刺されたような傷口でした。


まさか....とも思いましたが、自分で自分を傷つけるなんてありえない、と"無理やり"話題を逸らしました。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


胡「＿というわけです。」

『....なーるほどなぁ....？』

紅「(A....めっちゃ怒ってる....)」

胡「....恋歌さん。
今まで、本当にごめんなさい。」ｽｯ


しのぶが、その場で土下座した


甘「私からも、謝って許される事じゃないと思うわ。
けれど、謝りたいの。
本当にごめんなさい。」


蜜璃ちゃんも、その場で土下座した


紅『....』

紅「...."しのぶさん"蜜璃ちゃん"
.....顔、上げてくれないかな？」


しのぶと蜜璃ちゃんが申し訳なさそうに顔を上げる


紅「私は別に、あのまま嫌われていてもよかったの。けどね、Aが、このままじゃだめだ、って」

『....』

もしも貴方がヤンデレキメツ学園に通っていたら....→←目覚ませ　拾玖

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す