お前らまじで目覚ませや【鬼滅の刃】

目覚ませ　拾肆 ページ18

Aside



不「.....」ｻﾞｼｭｯ

竈『？！』

甘「(え？え？何してるの、何してるの？お庭が汚れちゃうじゃない)」

不「お館様....！！証明しますよ！俺が！！鬼というものの醜さを！！」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀ

産「実弥....」




？....




不「オイ鬼！！飯の時間だぞ喰らいつけ！！」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀ

竈『！！』

『実弥さｯ！！(紅「A。やめた方がいい」ｯ恋歌、なんで....！！』

紅「今ここで襲わないと示した方が今後、その妹ちゃんも動きやすくなる。もし、実m....風柱さんが乱暴な手で証明するなら止めて。」

『....わかった』




お願い、妹ちゃん、


頑張ってくれ！！




伊「不死川、日なたではだめだ。日陰に行かねば鬼は出てこない」

不「お館様、失礼、仕る」ﾄﾞﾝｯ


そう言い、お館様の後ろの方へ移動した実弥さん


竈「禰豆子ォ！！」

竈「やめろｯ！！！！」

伊「....」ｽﾞﾝｯ

竈「かっ.....」

紅「蛇柱さん、もう少し緩めてあげて下さい」

伊「お前の言う事など聞くわけないだろう。」

紅「いいからｯ早く緩めて！！」

伊「！！....ﾁｯ」




恋歌....！！




そう喜んだのも束の間。

実弥さんが、妹ちゃんが入ってる箱に三度、刀を突き刺した。


不「出てこい鬼ィィ！
お前の大好きな人間の血だァ！！」




言葉が出てこなかった

何故そこまでする？



鬼だって善悪がある。


まるで人間のような優しさを持つ鬼だっている。





鬼を憎む気持ちもわかる。

俺もどちらかと言うと鬼は憎いほうだ。


けど、考えればわかるじゃないか。



鬼にだって、いい奴はいっぱいいる。




『....お館様。失礼します。』ｽｯ

産「！！」

「「？！」」

『実弥さん、一旦落ち着いて下さい。』ｸﾞｸﾞｸﾞｯ


そう言い、実弥さんの手首を思いっきり強く掴んだ


不「ｯ....何故そこまで鬼を守ろうとする！！」

『人に善悪があるように、鬼にも善悪がある。
悪がいるなら善もいる。
それで世界は成り立ってるのだから
勝手に全て悪と思うのは、可哀想だろう？』

不「その可哀想がわかんねぇんだよォ、人を喰ってきた鬼に可哀想なんて、思うわけねぇだろォ？？」

紅「可哀想な人ですね、貴方は。」

「「『？！！』」」




恋歌....？




紅「人を喰って生きなければならない。鬼はそんな生き物なんです。
本当は、喰べたくもないのに、殺したくないのに、
そんな"人"に可哀想という感情を抱けないなんて、
可哀想な人」

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