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ぱちり、と目が覚める。どんなに疲れていても6時には1度目が覚める体質が功を奏した。レッスンにも余裕で間に合いそう。
昨日、ハンビンの胸の中で深い眠りについてしまったことを思い出してでかいため息が出る。体は正直なのか、求めるがままに夢の中へと飲み込まれていってしまった。ああ、ただの醜態である。22にもなる自分が人の、しかも男性の腕の中で幼子のように寝るなんて。
ハンビンが私の部屋を出ていってきちんと自分の部屋で寝てくれたことだけが幸いだ。偏見だけれど、マシューなら確実にここで寝ている。絶対そう。
会ったらハンビンに謝罪しないといけないな。
朝の支度をしてご飯を食べに行くと、そこにはハンビンがいて、向かおうと足を進めていたが周りに人が居ることに気づいて足を止める。ギュビンにゴヌク、所謂同部屋の2人だ。ジュンソさんはダウルさんと一緒に食事をとっていて、少し離れている。同じ事務所だし仲良いんだろうな。
絶対にゴヌク辺りはからかってくるのが目に見えるので違うところに行こうとした。
『ヌナ、おはようございます。一緒に朝ごはん食べましょ〜』
が、ギュビンに呼び止められ私の夢は儚く潰えた。断る理由もないし、朝ごはんをとってギュビンの隣に座る。別の機会にハンビンともう一度お話しようと思っていると、あ、とハンビンが口を開いた。
『A昨日あの後ちゃんと寝れた？目覚めとか悪くない？』
純粋に心配そうな顔で聞いてくるハンビン。ゴヌクはあの後ってなんです？って話を広げようとするし、ギュビンはまた部屋行ったんですか！？なんて騒ぎ出す。こうなると予測できていたから言わないでおこうと思ったのに、ハンビンの優しさが…とちらりと顔を伺うとなぜだか誇らしげだったので、彼は心配の意味でなく単に弟2人を弄ぶ為に今話したのだろう。
『おかげさまでいい夢見れたよ』
『それならよかった。いつでも胸くらい貸すからね』
皮肉のつもりが、真正面から言葉を受け取られてため息をつく。この何枚か上手にいる感じと図太さが相まって、ハンビンには到底適いそうにない。
『Aヌナ、俺以外の腕の中を先に体験したんですね…俺に抱っこして欲しいってあんなにおねだりしてたのに』
『一言も言ってないね』
『Aヌナ、俺も部屋に連れ込んでくださいよ』
『誤解を産む表現はやめようねギュビン』
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RUNA(プロフ) - いえいえ教えてくれてありがとうございます! (2023年4月4日 15時) (
レス) id: 391b329446 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - RUNAさん» コメントありがとうございます。こちらの作品ではチャギはパクハのことになっております。分かりづらかったりミスしていましたら申し訳ございません。 (2023年4月3日 21時) (レス) id: 103a13316a (このIDを非表示/違反報告)
RUNA(プロフ) - チャギってパクハでしたっけ? (2023年4月3日 13時) (レス) @page34 id: 391b329446 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - 鈴木さん» コメントありがとうございます〜！そう言っていただけると嬉しいです(；；)これからもゆっくりと書いて行きますのでのんびりとお待ちいただけますと幸いです！ (2023年3月30日 6時) (レス) id: 103a13316a (このIDを非表示/違反報告)
鈴木(プロフ) - クムとパクハが大好きすぎて頭抱えてます大好きです(;_;) チャギ呼びもクムの騒がしい感じも最高ですこれからも応援してます！！！ (2023年3月27日 22時) (レス) id: 3e062d6061 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りあ | 作成日時：2023年3月17日 22時
