旦那になってしまった俺。

さぁこれからどうする。1 ページ9

そんな感じで付き合うことになったけど
ジャニーズである俺はここからが本当に大変だ。

デートひとつ、簡単ではない。

Aにこれから家の中でのデートが大半になるけど大丈夫かってことを確認し

薮にもできる限りの協力を要請。

会ってもいないのにここまで俺のことを心配してくれていたA。

一瞬たりとも知らん奴のカメラに収められてたまるかよ。


LINEがそのまま流出することも心配してるA。

iPhone鍵かけてますし、LINEにも鍵かけてますし、

そもそもあーゆーのはハッカーとかじゃなくて、スクショしたのが何らかのきっかけで出回ってるから俺もAも最大限注意すれば絶対大丈夫よ、

って説明してやっとLINEへの信頼は取り付けたところで各々の家に各々で帰宅した。


この時点で深夜12時。1人タクシーで帰ってきた俺は
あいつに電話。

「もしもし〜？？こんな時間に珍しいじゃん。
俺もう歯磨いたから食事ならいかないからね」

「パジャマでも何でもいいから俺ンチ今からこれる？つか来い」

「…え、何どしたの？なんか急ぎ？」

「急ぎじゃないけど俺が急ぎたい。」

「なら明日じゃだめ？」

「頼む、缶ビール1缶奢るから頼む」


少な、とお思いの皆さん、こいつは引っ越し手伝っても牛丼大盛りすら奢ってくれなかった男なので俺には結構急ぎで割と重要案件なことは伝わるんです(し〜)


「わかった行くよ〜」


何だかんだ全部付き合ってくれる宮田にとりあえず全部相談することはタクシーの中で決めていた。


30分足らずで来た宮田。
ウーバーイーツより早くて助かる。


「なになに、キタミツが家に来いなんて焼肉で当たって腹壊した以来じゃん？どしたの」


なんてめんどくさそうにしながら
ピンポンもしないで普通に入ってくる感じ、
付き合い長いな、としみじみと思う。

歯磨いたって自分で言ったのにビールとつまみのお土産まであるしww


「とりあえず宮田にだけは言っておきたくて。
単刀直入にいう。聞いとけよ。」

「え、怖いんだけど、なに？」

「俺、5年以内、できれば3年以内ぐらいで結婚したいと思ってる」

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