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始まりの話。4 ページ4

「いえーいA久しぶり〜」


Aは俺が妹のように連れて遊んでたから俺の同級生みんなと仲良い。


「宏光、Aと会うのだいぶ久しぶりなんじゃん?」

「15年ぶりだわ、てかなんでみんな俺に言ってくんねーんだよ」

「まぁ細かいことはいいじゃんいいじゃん、乾杯しようぜ〜〜〜」


そんなことで薮の親がやってるお店で乾杯。

Aいれて5人しかいないけどいつも定休日使って貸切にしてくれる。


思えばAとお酒すら飲んだことなかったなと思ってチラッと横を見ると

ビールを誰よりも美味しそうに飲んでるA。

リンゴジュースを美味しそうに飲んでるAが頭に浮かんできて思わず笑いそうになる。


何も変わってねぇ…(笑)


あんなちっさい赤ん坊だったAが大人になっただけなはずなのに

完全に落ちている自分に笑えてくるわっ

なんて客観的に物事を見ることによって冷静さを保とうとする俺w



40歳ともなると俺以外の男子はみんな結婚していてみんな子供もいる。

「この前息子がさぁ〜〜……」

「娘が1歳で半端ないわけよ、みてよこれやばいでしょ」

などなど、だいたい飲み会という名の子供自慢大会状態。

みんなの子供に会ったことある俺は

普段なら自分の子供が成長していくようで嬉しいんだけど

今日はそれどころではない。



Aは果たして結婚してるのか??



これがまだ明らかになってないわけで。

しかし単刀直入に聞くのもなんだかな…

と頭の片隅で考えていた。


けどそんなの最初の方だけで。

今朝もバカみたいに撮影早かったし、地元飲み会は飲むスピードが尋常じゃないから見事に酔っ払い、トイレへ。

おぼつかない足取りのせいで女子トイレから出てきた人とぶつかってしまった。


「あっ、、、すいませんっ」

「貸切でお店使ってるのに誰だと思ってるの(笑)
Aだわ、ひろくん飲み過ぎ!」

「んだよAかよ〜〜
……A、ちょっと外行こうよ。」


我ながら笑ってしまうほどの急な舵の切り方だったが

今しかないぞ、と本能に動かされた感じだった。

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ジャニ姫 - おさ馴染みでも、それが久しぶりの再会で恋して互いに好きだったって分かって、「俺と結婚して下さい」ってプロポーズ。更には同棲生活まで、そんな恋愛するの、幸せですし、良いですよね。続き待ってます。 (2021年7月5日 1時) (レス) id: 61c754dd4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てしゃ | 作成日時:2021年6月30日 12時

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