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プロポーズ。4 ページ28

まじ俺のプロポーズプラン完璧すぎる。キスブサだったら間違いなく1位でしょ。

シャキンッシャキンッって音と共に

「これは泣いちゃう!(25歳 歯科衛生士)」
「感動!(30歳 専業主婦)」
「早く区役所いきたい!(27歳 事務職)」

とかもう浮かんじゃうもんね、なんてひとりで自画自賛しながら運転してたらAが起きた。


危ねぇ、起きてくれてよかった。

Aの場合、あまりに眠いとリビングを素通りして寝室に直行される恐れがあり

俺の嘘と計画と薔薇と婚姻届が視聴率ゼロで終わる恐怖と戦っていたので安心する。


家に帰ってくるといつも真っ先にリビングの電気をつけるA。

今日も真っ先にリビングの電気をつけ、テーブルに置かれたものたちを見て固まる。


「え………」

「108本で結婚してくださいって言う意味の薔薇の花束。それと、婚姻届。A書いてくれる?」


呆然としてるAを後ろからハグして顔を覗き込む。


「…え、ひろくん事務所がまだ許可おろしてくれないって言ってたよね?」


今日は俺の調子がすごぶるいいから、驚き固まるAに対して普段あんまりしないバックハグとかしながらプロポーズの続きをしたはずなのに

薔薇の花束もしかして俺しか見えてないんじゃないかぐらいのマジなトーンで冷静沈着な質問を浴び、今度は俺が固まりかける。


まぁでもそれもそのはずで、付き合ってからずっと結婚に関して事務所からの許可が最難関だとAには伝え続けていた。

それと同時にオッケーがでるのは当分先そうだ、とも。


これは嘘でも何でもなく、最初に事務所に伝えた時は許す理由があると思うか?ぐらいのテンションで反対されてさすがの俺でもまぁまぁ落ち込んだ。

でも今まで見ないぐらいメンバー間だけで話し合ってる様子やら

週刊誌にキャッチされないよう俺だけじゃなくメンバー全員が細心の注意を払って行動してることやら

発表したら逃れられないであろう炎上に向けて個々が俺をカバーしようと、デビュー16年目にして1年目みたいな目つきで仕事こなしてる様子をみたタッキーが

「本当お前は昔から言うこと聞かねぇよな(笑)で、何月に入籍したいの?」

って急にオッケーしてくれたのが今年入ってからなのだ。

でもそのオッケーくれたタイミング、俺が死ぬほど忙しくてもはや家に帰る暇すらあんまなく、気付けば1ヶ月が経過。

今更実はオッケーもらってたっていうのもつまんないなと考え、秘密にしていたのだった。

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ジャニ姫 - おさ馴染みでも、それが久しぶりの再会で恋して互いに好きだったって分かって、「俺と結婚して下さい」ってプロポーズ。更には同棲生活まで、そんな恋愛するの、幸せですし、良いですよね。続き待ってます。 (2021年7月5日 1時) (レス) id: 61c754dd4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てしゃ | 作成日時:2021年6月30日 12時

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