検索窓
今日:27 hit、昨日:31 hit、合計:90,653 hit

メンバーに相談。2 ページ15

二階堂はサウナで、と決めていた。

昔は寝てる以外は二階堂といるんじゃないかっていうぐらいずっと一緒にいてサウナも週1は欠かさなかった。

でも舞祭組ができて、ツアーのバックにトラジャが付くようになった頃、

不意に「俺、みつから卒業する」とか言い出してw

俺からプロとは、仕事とは、みたいなこと言われ続け、中居さんに育てられていくうちに自分も後輩を育てたいって言う気持ちが湧いてきたみたいで。

こんな気持ちになったの初めてだから自分なりにやってみる、と俺と会う機会を自らガクンと減らした。もはやゼロぐらいに(笑)


一人前になるようにとサポートしてたはずなのにいざ一人前になると寂しくて(笑)まるで親の気持ちよ(笑)


もちろん俺は止めなかった。無理するな、相談ならいつでも受け付けてますよ、とだけ伝えて俺から誘うことはしなくなった。

北ニカのコンビが大好きなファンの子達は寂しがってたけど、俺もちょっと寂しかったわ!(笑)


無事、トラジャも7人でデビューが決まって。

デビューシングルを出してからはそれまでの空白がなかったかのように俺のサウナに毎回のようについてきて逆に鬱陶しいぐらいなんだけど(笑)


だからAの存在は知っていて。

でも結婚の意思に関してはまだ言ったことがなかった。

俺たち以外誰もいないサウナルームで意を決して話し出す。


「なぁ、ちょっと相談なんだけどさ」

「うん、何?」

「俺、結婚したいと思ってんだけどさ…」

「まっじっでっ?!」

今日全成人男性が出した声のボリュームで1番でかいんじゃねぇかレベルの声出されて危うく転がり落ちそうになる。

「Aちゃんと?!」

「うん。…まだ決まったわけじゃないけどいずれはしたいなって実は付き合い始めた時から思っててさ…

お前どう思う?反対でもいい、やだでもいい。率直に意見聞かせて欲しい。」

「反対なんてするわけないじゃん。」

「本当?でもお前ら30代でまだまだアイドルど真ん中な年齢じゃん。

そんな時に俺が結婚するってなると一定数のファンは離れちゃうと思うけどそれでも賛成って言える?」

「前の3人の誰かが転んだら舞祭組が頑張れば問題ないでしょ。何のための舞祭組よ。
俺はそんな時のために舞祭組があると思ってるもん。

みつが結婚したらさ、中居さんがついにあいつ結婚しやがってみたいな歌出してくれそうじゃない?それ最高じゃん。」


あんなガキだった奴が俺の知らないところですっかり頼れる男になっていた。

メンバーに相談。T→←メンバーに相談。S



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (128 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
312人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ジャニ姫 - おさ馴染みでも、それが久しぶりの再会で恋して互いに好きだったって分かって、「俺と結婚して下さい」ってプロポーズ。更には同棲生活まで、そんな恋愛するの、幸せですし、良いですよね。続き待ってます。 (2021年7月5日 1時) (レス) id: 61c754dd4c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:てしゃ | 作成日時:2021年6月30日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。