あなたの声が聞きたい2―HusiQ.K―

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―A宅―









北「お邪魔しまーす……」



母「あぁ、もうどうしよう……」



あ「ちょっと、お母さん。」









母はキスマイの大ファンでまさかの北山担。









だから、お母さんには彼氏ができたことも言えず…。









母「ど、どうしてもっと早く……」



あ「だって、彼氏いるって言ったら

相手のことすっごく聞いてくるじゃん。」









すみません、ファンクラブ退会しました…。









と深々に謝る母を横目に、北山さんを私の部屋に誘導した。









あ「急に、どうしたんですか？」









咳を必死に我慢しながら話す。









北「今度、メンバーがAのこと紹介してほしいって。

いいかな？」



あ「はい！

ゲホッ……」



北「おぉ、無理すんな。」









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まだ、ジェスチャーと









微かな音でしか取れていない彼の声。









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いったい、どんな美声で









私に話しかけてくれてるの？









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北「ん？

ど〜した、そんなに俺の顔見て〜笑」









大きなマスクをしている、私のほっぺを









軽くつまむ。









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あ「……あなたの声が聞きたい。」



Fin

A.N.JELL→←No.93―北山side―

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