INNOCENT DAYS ３

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少し、久しぶりな気がする高嗣の家。



先に着いて合鍵で中に入ることにも、少しは慣れてきたけど……やっぱりまだドキドキする。





今彼は、レギュラーの仕事に加えてユニットでのライブツアー期間中だし、レコーディングや新しいツアーの準備も重なって超多忙。



ドラマの仕事も決まって、相変わらず目が回りそうな忙しさ。









明日は久しぶりのオフで、私も明日の仕事は午後から。



“今夜は遅いかもだけど、うちで待ってて”



そんな連絡をもらって、来た部屋。



ドアを開けるまでドキドキしてたのに、一歩中に入った途端感じる高嗣の家の匂いと、ちゃんと玄関に並べてくれてある私のスリッパを見ただけで、ほっこりする。




今夜は夕飯は済ませてくるみたいだし、帰るのは日付を跨ぐころになりそう…って言うから、先にシャワーを浴びて髪も乾かして、部屋着のままソファーでテレビを見てのんびりと高嗣を待つ。



何だかくつろぎ過ぎて眠くなっちゃう。









………フッと、気配を感じて目が覚める。



目の前には、しゃがみこんで私を見てる高嗣の顔///。



「わ、、ごめっ、、、寝ちゃってた。」



くすくす笑ってる高嗣。



「もう、せっかくキスしようと思ったら起きちゃうんだもん。」



って言いながらニヒヒって笑ってる。



「もう……………バカ//。」



そう言う私の唇に、チュッて触れるだけのキス。






「ん………おかえりなさい/////。」



「うん、ただいま。」



って言いながら、もう一度私にキスを落とした。









シャワーを済ませて、リビングに戻ってきた高嗣。



今日は、私がドライヤーで高嗣の髪を乾かしてあげる。



温風になびく髪からふわっと香るシャンプーの匂い。



ドラマが決まってから伸ばし始めた黒髪が、何だか大人っぽい。







髪を乾かし終わると、いつの間にか今度は高嗣がウトウトしてる。



疲れてるんだろうな、、、相談は明日にしよう。



「高嗣、眠いんでしょ？ベッド行こ。」



「うん、、、」



眠そうに返事する高嗣は、何だか無防備な子供みたいで可愛い。




なのに、ベッドに入るとギュって私を抱き寄せて、耳元で「しよっか？」なんて、甘く囁いてくるし。



いつの間にか、さっきまでの眠そうな表情はどこかに消えてる。




高嗣に見つめられるだけでドキドキして、好きって気持ちは簡単に倍増する。




………だから、返事の代わりに、私からそっと高嗣の唇にキスした。




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