INNOCENT DAYS ３

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ドアを開けると、玄関の隅っこにきちんと揃えられたAちゃんのサンダル。



部屋の灯。



なんか美味しそうな匂い。



人のいる気配って、こんなに安心するものだっけ？



自然と「ただいまー！」って口を突いて出てくる。



「おかえりなさい…///。」



パタパタとスリッパの足音がして、Aちゃんが玄関先まで出てきてくれる。



「フフ………Aちゃんがいる//。」



嬉しいのと、なんか気恥ずかしいのとで思わず顔がニヤける。



「………A//。」



気持ちが押さえられなくて、荷物を置くとそのままAちゃんをギュって抱きしめた。



「ただいま。」



「……おかえりなさい///」



2人してさっきと同じ挨拶を繰り返しながら笑う。



腕の中でふわっと匂ってくるいい香り。



でもそれは、いつものAちゃんのじゃなくて、、、俺のシャンプーの匂いだから、何だかAちゃんが俺のものみたいで、嬉しくなる。




「もうお風呂入った？」


「うん。お先に頂きました。」



ちゃんと俺が言った通り、先にお風呂入って待っててくれてるし。



もしかして、俺の潔癖キャラをなんかで知った？ww



でも、先にお風呂入っててって言ったの、ホントはちょっとでも2人の時間が長くなるようにって思ったからだし…………言わねーけど(笑)



そんなこと考えてる自分がなんかバカみたいで、Aちゃんに悟られないように思わず苦笑いする。






…………いつの間に、こんなに好きになったんだろ。





Aちゃんの頬に触れる。



「すっぴん。」


「うん///。」



親指でAちゃんの唇をそっとなぞると、照れて俯きそうになるから、、、その表情をもっと見てたくて両手で頬を包み込む。



可愛くて、触れたくなる。



おでこに唇を寄せたら、そのままキスが止まんなくなる。




もっと、


もっと。







「ちょ………待って………ここ………玄関だよ。」



Aちゃんの言葉で我に返る。



「………ダメだ、、、ゴメン。なんか止まんなくなるわ//(笑)」



可愛くて、、


愛しくて。




「帰ってきたらAちゃんがここにいて、、シャンプーの匂いが俺んので、、、なんか嬉しくて………//。」



Aちゃんのの髪をクシャクシャってして、もう一度ギュって腕の中に閉じ込めた。







「………俺もお風呂入ってくる。」



ライブの後にシャワー済ませたのに、、、なんか照れくさくなってバスルームに逃げ込んだ。



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