＊114 ページ17
.
腕を緩めて、見つめられる。
「Aちゃん、もうお風呂入った？」
「うん。お先に頂きました。」
「だからか。Aちゃん、、めっちゃいい匂いする。」
そう言いながら、なぜか少し困ったように笑って私の髪を撫でると、そのまま滑る様に親指が優しく頬に触れる。
「すっぴん。」
「うん///。」
明るい玄関の照明の下だから、あんまり至近距離で見られたくないのに。
その親指が私の唇をスッと撫でて、両頬が高嗣の大きな掌で包み込まれる。
おでこに触れるやわらかい唇の感触。
唇はそのままゆっくり、瞼、鼻筋を伝って下りてきて、優しく私の唇を塞ぐ。
触れるだけのキスがだんだん深まると、高嗣の綺麗な手が滑る様に私のパーカーに伸びてくる。
「ちょ………待って………ここ………玄関だよ。」
途切れ途切れに伝える。
高嗣が大きくふーって息を吐く。
「………ダメだ、、、ゴメン。なんか止まんなくなるわ//(笑)」
そう言いながら私の髪をクシャクシャってして、もう一度ギュって私を腕の中に閉じ込めた。
「帰ってきたらAちゃんがここにいて、、シャンプーの匂いが俺んので、、、なんか嬉しくて………//。」
そう言って照れ笑いしてる高嗣がなんだか可愛い。
「………俺もお風呂入ってくる。」
照れくささを隠すためか、高嗣はそのままお風呂に行っちゃって、、、ホッとした様な……淋しい様な……ホントは複雑な気持ちの私///。
部屋に戻って胸の高鳴りを抑えるように、私も大きく深呼吸してみる。
………ちょっと心拍数が落ち着いた、ような。
最近、ツアーや撮影のためにダイエットしてるのか、高嗣はサラダチキンばかり食べてるから、レシピサイトで「サラダチキン」「簡単おつまみ」って検索していくつか作ってみた。
そのおつまみをお皿に盛ってテーブルに並べてると、あっという間にシャワーを終えた高嗣が、タオルで頭ゴシゴシしながらバスタオル1枚で出てくる。
「さっぱりしたー！」
もういつもの、ちょっとヤンチャな高嗣に戻ってる。
「ちょっと、早く何か着て…///！」
「だって、あっちーじゃん。」
そのままのかっこでウロウロするから、目のやり場に困る。
尖った肩のラインにドキンとする。
「少し飲む、、、でしょ？」
返事も聞かずに、逃げるように冷蔵庫の方へ向かった。
せっかく平常心に戻ったのに、またドキドキが高まっちゃうから。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 509人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めろん(プロフ) - ソフィアさん» ホントにホントに！とにかくいろいろが楽しみでドキドキわくわくです!!この所のニカソロの歌割り、私も嬉しく思ってました。素敵な歌声も魅力的なダンスも、もっと認められて欲しいですよね☆ (2019年3月2日 23時) (
レス) id: e52504ed60 (このIDを非表示/違反報告)
ソフィア(プロフ) - ふふふ、ほんと楽しみですよね！それに、最近の曲の中でのにかちゃんの歌割りが、よくて、あのハスキーな声が生きてるなーと感心してます。ツアーの発表も待ち遠しいですよね。 (2019年3月2日 7時) (レス) id: a0e87032e5 (このIDを非表示/違反報告)
めろん(プロフ) - え？同じ町内の子が映画にご出演とは！しかもみっくんの(^^♪そろそろDIVERのお仕事来ないかな？（実は待ってる笑） (2019年2月21日 10時) (レス) id: 85fa9eafbf (このIDを非表示/違反報告)
めろん(プロフ) - ソフィアさん» コメントありがとうございます！私はホント、めったに泣かないタイプなので、ボロボロ泣いてしまった自分にびっくりしましたよ（笑）その位、心が温まる素敵な作品でしたね♪ (2019年2月21日 10時) (レス) id: 85fa9eafbf (このIDを非表示/違反報告)
ユーミン(プロフ) - ニカちゃんの短髪、爽やかでかっこいい。ダイバーの北ニカも良かったねぇ。トラさん泣けました。明日又見に行く予定。ちなみに野良のボス猫の子は、同じ町内の子だよ。 (2019年2月20日 22時) (レス) id: 3a1ba1b625 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：めろん
| 作成日時：2018年12月12日 12時
