テニスの王子様〜逆からの恋心〜　忍足侑士

第三話　なんや、色々まわっとってん、それが楽しなってきてな、当初の目的忘れとってん ページ4

あれから色々まわっとってん

ふと気が付いたら、女装してから五時間たっとって

自分でも驚いたわ

貴：「…？

どうした？」

心配そうに見てくる相手

忍：「なんでもないっ！

えと…A君？」

貴：「呼び捨てでいいよ」

ケラケラ笑いながら言ってくる相手に対して

忍：「…A？」

貴：「ナンだ？」

忍：「…

何でおｒ…私を助けてくれたの？」

貴：「…困っていたから

それじゃ理由にならねぇか？」

こちらを見てニッと笑って来た

それがかっこええねん！

心の中で叫んどったわ

貴：「…にしても暑いな…

飲み物買ってくるから、侑歌はそこで座って待ってて」

公園のベンチを指差すA

俺はお言葉に甘えさせてもろてん

少し座ってまっとったら…

？：「…お？

さっきの女じゃん♪」

…さっきナンパしてきた男達が通り過ぎてん

気付かれてしもたわ

忍：「…あの？」

少し焦り気味で言った俺

正直にもこまっとるわ

ナ：「さっきの男はいねぇのか？

それなら今度こそ俺達とあそぼーぜ！」

そういって、また腕を引っ張ってきた

…いい加減うっとうしぃねん！

そうおもっとったら

？：「悪い悪い…

この子俺のだからさ？

手ぇ出すなって言ったよな？」

最後の方が黒くなった声

…Aや

俺の後ろから抱き付いて言ってきてん

吃驚したわ

―――――

やばい！A様かっこいい！

俺惚れるな！

忍：「Aは俺のもんや

わたさへんで？」

…あっそ

なんでもいいよ

最後に奪うから

忍：「…話し聞いてた？」

第四話　証→←第二話　助けてくれたんわ、かっこよーて、りりしーて、なにより強い憧れる様な男やった

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す