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55 二階堂side ページ5
Aちゃんを抱き抱えて
俺は必死で走った。
玉『ニカ〜？A知らない？
…って、何してんだよお前！A？どうしたの！？！？』
玉は焦ってAちゃんの名前を呼ぶしかできなかった。
藤『ニカ！…玉も！車乗れ！急げ！！！』
宮『みんなしてどうしたの〜〜？』
藤『ちょっと、宮田達は待ってて。ごめんな』
宮田にガヤはそう言って
玉、俺、Aちゃんを乗せて
車を走らせてくれた。
Aちゃんを横にするようにして乗せた。
玉『A？大丈夫だから。…絶対守るから……』
泣きながらAちゃんの名前を呼ぶ玉。
手を握りしめて、離さなかった。
病院に着き、事情を説明して
Aちゃんは別室に移された。
二『…玉…ほんっとごめん。』
玉『彼女がこうなって許せる訳ねえだろ。
…けど、俺もAの事、守ってあげられなかった
………あの時と同じように。』
あの時 _____________ .
その言葉だけが心に残った。
藤『俺、渉たちに連絡してくるわ。』
そう言って、ガヤさんが席を外した。
…玉を見れば泣き顔で俯いていた。
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さーしー - 更新たのしみにしてます！ (2018年8月3日 4時) (
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作者名：恋 空 （こ あ） | 作成日時：2018年6月18日 2時
