私の仕事 ページ34
千賀くんsaid
このシェアハウスにも慣れてきた。
そんな中加わった新システム！！
お弁当や朝食、個人部屋の掃除の有無をわかりやすくするためのボード！！
たとえばね、俺が今日Aちゃんに部屋掃除を頼みたかったら〜
ペタ
こうやって、部屋掃除の欄に俺のマグネットを貼る！！
そしたらAちゃんもわかりやすいし、やってほしくない時はやらないでくれる！
これ、Aちゃんが考えたんだよ。
スゴイよなぁ。
テキパキ仕事こなして、俺たちのこと気遣ってくれるんだよ。
いい匂いするし。
あ、待って。今の違うよ？
そんな変な意味じゃないからね！？
でも、ここんところAちゃんに違和感を覚える。
なんか…壁を感じるんだよね。
普通に優しいんだよ？
このパックいいんだよ〜ってプレゼントしたら
A『ありがとうございます。嬉しいです』
って、ちゃんと使ってくれてるし。
そうなんだけど〜
なんか違うっていうか。
毎日一緒にいるとわかるんだよな。
なんか、接し方が硬い。
距離を置かれてるみたいな。
いや、わかるよ？
こんなに男ばっかりで。
しかもジャニーズだし。
でも、仕事って他にもなんか距離があるようなないような。
そんな中切り出したのがニカ。
二「ちょ、みんな聞いてくれる？」
今日はみんな集まってる日。
なんか、ニカ真剣な顔してる…？
ただ事じゃないような空気を感じて、みんな静かになった。
二「あのさ…この暮らしに慣れて、Aとももっと仲良くなりたいって俺思ってるんだけど」
それは俺も。
てゆうか、みんな同じでしょ。
二「みんなも同じだよね。でもさ、なんかAに違和感感じるんだけどそれって俺だけ？」
！！
俺も思ってた！
千「俺も思ってた！」
二「やっぱり！？だよね！？」
横「うん、確かにあるね」
北「……距離だろ？」
宮「踏み込めない何かがあるよね…」
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作者名：苺パンダ | 作成日時：2020年3月12日 20時
