生活費をもらいます。 ページ26
ガサゴソ
ガサガサ
A「ない」
にぃにの言ってたものが見当たらない。
てゆうか、それが何かもわからないのに探せなんて無理。
ピピピッ…ピリリリリ
兄『なんだ』
A「見当たらないんだけど…」
にぃにに電話する以外、手はない。
このまま見つからなくてなんか言われても嫌だし。
兄『はあ、探し物を見つけることもできんのか妹』
そっちが言ってきたんでしょうよ。
なんで自分のものなのに自分で探さないの。
取りに来なよ。
兄『まあいい。俺が行こう』
なんでそんなに上からなの。
ブチ
切られた。
A「はあ…」
絶対ににぃにと話すと疲れるんだよな。
反論の余地がないといいますか。
でも取りに来るんだし、ここはいいか。
北山さん起こさないと。
ガチャ
玉「うわっ！」
A「…」
びっくりした…
ドア開けたら、いた。
え、なんで私の部屋の前に。
玉「あ、ごめん。あのー、ご飯って…」
あ、そうだ。
A「すみません、すぐに温めます」
すっかり頭から抜けてた。
玉「ありがとー」
キッチンに立ち、冷めた白米をレンジにIN
あと味噌汁を温め直す。
A「座ってください」
玉「はーい」
A「あ、北山さんを起こすので、ちょっとまっていただけますか」
玉「……」
え、なぜ無言。
玉「みつ？」
みつ？
ハチミツが欲しいのか。
玉「みつを起こしに行くの？」
あ、なんだ北山さんか。
Aはい…」
なんでそんな険しい顔を…
玉「…俺も行く！」
なぜ。
玉森さんって一緒に行くの好きだな。
A「…玉森さんも、ですか」
玉「あ〜っ！戻ってる〜！！」
なにが。
玉「ゆうた！」
日頃から呼べと…？
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作者名：苺パンダ | 作成日時：2020年3月12日 20時
