28.わんちゃんかな?? ページ32
zm「なん?その『メイドの裏教訓』…って」
声に出てたのか、ゾムさんが反応してしまった。チッ、よりによって厄介な奴に……。
私がだんまりを決め込んでいると思ったのか、私を姫抱きしたまま、そう姫抱きしたまま、めっちゃ顔近付けてきた。
待って待って、心の準備が…とかじゃなくて。
貴「ぞっ、ち、近いんですけど…」
zm「だんまりしとったから、寝とんかなぁって。で?その裏教訓ってなんなん?」
貴「…わかった、から、離れてもらっても良いですか。てか、そろそろ降ろして…」
zm「顔は離したるけど、降ろさへんで^^」
めっちゃ良い笑顔じゃないですかやだー。
貴「っと、んー、私も3条までしか覚えてないんですよ。『第1条:嫌なら嫌とはっきりと。それが駄目なら力ずくで』、『第2条:力で負けるなら知能で勝て。死角を意識せよ』、『第3条:殺られる前に殺れ。メイドたる者遅れはとるな』……だったかな」
ci「前聞いた時も思ったけど、だいぶメイド長軍人気質よな…」
貴「うん、メイド長は元軍人だから仕方ないよ…。そこがあの人の魅力でもあるんだけど」
tn「あの清楚代表みたいなメイド長元軍人だったんか!?え、グルさん知っとったん!?」
gr「あぁ、もちろんだゾ!おもろそうやからメイド長にした!!」
tn「なんで相談してくれんかったん!?」
gr「したらお前、クビにするやろ」
tn「そうやな!!」
おー、生毒素の掛け合いだ。
これはもう暫く見ていられるなと見ていたら、ゾムさんからの視線が痛いことに気が付く。
貴「…どうかされました?ゾム様」
zm「メイドさん、名前教えてや」
貴「え、なぜ…「あとその堅苦しい敬語も止めてな。ムズムズするわ」…あ、これ3日か5日前に聞いたわ」
zm「ンフフw、ほら、俺メイドさんの素の方が好き。名前教えてーや」
片手で器用に抱っこして、そのまま髪をくるくると弄られる。こんな綺麗な顔して、パスってるんだぜ…?世の中怖いな。
貴「…A、です。ゾム…さん」
zm「…まぁ、ええわ。そのうち敬語も、『さん』付けも、全部外させたるからな、A」
ペロッと頰の傷を舐められる。
あぁ、任務に行ったアリス、我が君…。私はとんでもない猟犬に懐かれてしまった…。
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ゆきな(プロフ) - 煽りの呼吸笑笑 (2019年12月27日 22時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
にあ - ミーシャ強しww 、、好きです頑張ってください! (2019年9月7日 20時) (レス) id: 0a6c0fb42c (このIDを非表示/違反報告)
ふう(プロフ) - ミーシャちゃん夢主ちゃんのなかでどうなってんのww (2019年9月6日 20時) (レス) id: 98934c9ea5 (このIDを非表示/違反報告)
流希 - 推しが…可愛すぎる… いや、推しだけじゃなく全員可愛い…これからも頑張って下さい! (2019年9月4日 19時) (レス) id: a52e442f29 (このIDを非表示/違反報告)
歩くアスパラ - はぁ〜、ニヤケがとまらん。すき...(語彙力) (2019年9月1日 18時) (レス) id: ec00883068 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玉ねぎ | 作成日時:2019年8月17日 3時