【霧崎第一】ダンス部員だった少女は転生トリップしたそうです【黒子のバスケ】

43.息苦しい ページ8

酷い目眩と後ろに体重を掛けていたせいで後ろにバタン、と倒れる



チームの子が驚いたように声をかける
大丈夫だよ、と声をかけようとしても目眩と体の怠さで喋る気力も無い



他の子たちも私の周りに心配そうに集まってくる、隣で試合が終わった男子も騒ぎに気付き、なんだなんだと騒ぐ



…あぁ、こんなことなら保健室で大人しく休んでおくべきだった。なにが目立つからだ、こっちの方が目立っているじゃないか



激しく後悔している私
しかし体は思い通りに動かず、怠さでその場から離れることも出来ない





「罪沢ー！？動けるか！？…無理っぽいか。」




先生の声が聞こえる。このままだと誰かに運んで貰うことになっちゃうなー、ていうか眠いな




「うーん、すまんが＿＿＿。運んでくれ。」




眠気が頂点に達し、薄れていく意識のなかで
最後に聞こえたのは、先生の声だった




＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊




ふと、意識を取り戻すとゆっさゆっさと体が揺れていることに気づいた



驚いて目を開けると、見えたのは誰かの背中だった。どうやら誰かにおぶられているようだった



…体が男っぽいから男だろうけど、制服を着ているから先生では無さそうだ



…にしても本当に怠い。いつもの対応が出来ない。私が人に対してどう言えば好かれるか、嫌われないか(親しい人には少ないが)考え、対応するのは息を吸うことくらい自然で、体に馴染んでいることなのだけど







貴「えーと、ありがと…」









息苦しい




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



今日、いつも通ってるダンスを辞めてきました。次は、学校の友達がいるところに通うことになったので！



作者の雑談でした

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