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「今日会うのは大学の時からずっと仲良くしてる子なんですけど」



俺はされるがまま。

女の友達にヤキモチ妬いて子供みたいに駄々こねたのを急に自覚してドン引きしてたから。


「丸子ってすごいロマンチストで、今までいっぱい彼氏の愚痴聞いたりのろけられたりしてきたから」

「今日はやっと私の番だと思って楽しみにしてたんです」


愚痴られる気ぃしかせえへん。俺かっこわる。


「彼氏ができてかわいくなったと思われたかったから、ちょっと張り切っておしゃれしたし」


大「胸はもうちょっと隠れてたほうがええと思うけど」

彼女はあからさまに聞こえなかったふりをした。


「今日こそはいっぱいのろけてきたいので、行ってもいいですか?」


かがんで俺の顔を覗き込んできた彼女の胸元はやっぱり気になったし

ちゅ、と彼女のほうから合わさった唇はまだグロスの味がして、彼女はもう一回「マズい」と言って苦笑いした。



大「――ごめん。俺、カッコわるいな」

大「愚痴ってきてええよ、丸子ちゃんに」


ほんまは嫌やけど。



「私今まで、あんまりキスが好きじゃなくて」


急になに。初耳。


「でも先輩とするキスは好きなのはなんでかな、と思ってたんですけど」


、、、それも初耳。


「すっぴんでキスしたのは先輩だけだから、おいしかったのかもしれない、と今思いました」

大「…味の話?」

「たまにおいしいごはんの味もする」



くすくす笑うグロスのはげた彼女は、ちらっと時計を見てまたモジモジした。


俺のキスの味が好きとか、なんかえろいな。

すっぴんのAは俺だけのもんってことでええんかな。



かっこ悪い俺は、最後の悪あがきにそのからだをそっと引き寄せて懐に入れる。

そして隙をついて開いている胸元に思いっきり吸い付いてしるしをつけた。


「あっ、ちょっとやだ。着替える時間ないのに!」


大「虫よけ。そのまま行っといで。すごくかわええから」



そう言うたら彼女は開いた胸元まで真っ赤になった。

そこに咲いた小さい花びら。

うん、花びらも赤く染まったほっぺも全部ひっくるめて我ながら名作。



「帰ってきたら覚悟しといてくださいよ、もう」


捨て台詞をはいて威勢よく出ていった彼女。


俺って意外と独占欲強いんやな。


覚悟しといた方がええのはどっちか、帰ってきたら嫌ってほど思い知らせたるわ。







村上課長→←2



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めろんぱん(プロフ) - きりん虫さん» こちらこそ!!!!来年もどうぞ!よろしくお願いいたします!!!!胸キュン年納め、ありがとうございました!!!!!!涙 (2020年12月31日 9時) (レス) id: b5cc118e0b (このIDを非表示/違反報告)
きりん虫(プロフ) - ブルームーンさん» 年の瀬にふざけて終わったよ!ブルームーンさんもどうか良いお年を。そして来年もよろしくお願いします! (2020年12月31日 8時) (レス) id: 3c36dba7b1 (このIDを非表示/違反報告)
きりん虫(プロフ) - めろんぱんさん» 肉(笑)お歳暮という事でひとつご笑納下さい。来年もよろしくお願いします! (2020年12月31日 8時) (レス) id: 3c36dba7b1 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - お疲れさまでした!毎回とっても楽しませて頂きました!良いお年を〜♪ (2020年12月31日 8時) (レス) id: a475b78d7e (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - すばりょーーーーーーーーーーー!!!!!って叫ぶだけのコメント残そうとしたらあとがきで死にました え、肉送ったらいいですか??? (2020年12月31日 7時) (レス) id: b5cc118e0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きりん虫 | 作成日時:2020年3月30日 6時

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