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76話 ページ45

「ッ…ふーッ…お゛ぇッ… 」


恐怖感からか、何からなのか分からないが吐き気と嗚咽がしばらく絶えることはなかった。


「うッ…」


どうしたらいいんだろ…俺、どこで間違えたのかなぁ…


.


もう僕…疲れた…


フラフラとした足取りでホテルを出る。



「朝日まぶし…」


突き刺さるような太陽の光を浴びながら最後の力を振り絞って家までたどり着いた。


ガチャと鍵を開けようとすると中から物音が聞こえる。



も、もしかして空き巣ってやつ…?

こんなマンションに、?

防犯機能…どうなってんの…?


そーっとドアを開けるところんとるぅとが仲睦まじく話をしていた。


「ひッ…」


こ「あ、もかくんきた。おかえり」

る「こんな朝早くまでどこに行ってたんですか?もー心配しましたよ?」



「えッ…と…そのッ…」



なに?女の子と一夜を過ごした?

ストーカーに襲われた?

何をいえばいいの?言ってどうするの?


ぐるぐると駆け巡る感情と同時に吐き気がまた僕を襲った。

2人を無視してダダダとトイレに駆け込む



「う゛…お゛ぇ…ッ」


こ「だ、大丈夫?お酒飲んでないよね…?」


ぶんぶんと首を振ると良かった。大丈夫だよ。と優しく背中を摩ってくれる


るぅとは向こうで水を用意してくれていたようだった。



「うッ…ひぐッ…ごめんなさい…ごめんなさいッ…」


こ「…最近もかくん様子おかしいよ。大丈夫?無理してない?」


る「言われてみれば昨日もずっと上の空でしたし。僕たちには言えないことですか…?」

2人は心配そうに背中を摩ってくれたり水を飲ませてくれたり、

頑張って隠してても見つかっちゃうんだなぁ


「ちが…でも…ッ…」

る「大丈夫ですよ。何があろうと僕達は味方です。」


こ「勿論。ダメなことはダメって言うけどね。絶対味方だから」


2人は俺をぎゅと抱きしめて頭をポンポンとしてくれた。

「あッ…ぅ…ひっぐ…っぐ…」


1人で抱えてたもの 我慢してたのが全部一気に流れ出てきて涙が止まらなかった。

「ごめんなさい…ごめんなさい…」


る「大丈夫ですよ。それで何があったんですか…?」


「その…前…話してた…」


ガチャッ






舞「あっ、見つけた♡」

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はなび - この小説すごいですね!今まで読んできた中で一番好きです! (2022年4月2日 22時) (レス) @page48 id: 3f8b49be56 (このIDを非表示/違反報告)
わんだふる - このお話ハマっちゃいました!とっても面白いです!更新がんばって〜! (2021年10月17日 8時) (レス) @page47 id: 48ef6fa197 (このIDを非表示/違反報告)
もか(プロフ) - kyahhogirlさん» ありがとうございます !(;_;) 励みになります …! 頑張ります!! (2021年5月27日 1時) (レス) id: 851d3b888d (このIDを非表示/違反報告)
kyahhogirl(プロフ) - お帰りなさい!久しぶりの更新お疲れ様です!次の話を楽しみに待っています!! (2021年5月26日 21時) (レス) id: 66a80f82c5 (このIDを非表示/違反報告)
ミイ - とっても面白いです!!更新待ってます。 (2021年1月4日 21時) (レス) id: 14151468fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:萌歌【そのへんの雑草】 x他2人 | 作成日時:2020年7月16日 1時

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