75話 ページ44
ちゅん、、ちゅんちゅん
子鳥のさえずりで目を覚ますと
ホテル…?
洋服ははだけていて隣で…舞田さんが寝ていた
「え、ちょ、ど、え、」
困惑。
お酒は飲めない上 女性経験をしたことない俺が簡単に初めてを手放す筈がないのだ。
初めてはきちんと段階を踏んで。そう決めていたのに、
舞「あっ、おはようございまぁす。昨日は楽しかったですね♡」
「…はッ?」
俺は本当に、してしまったのか、?
昨日の記憶もないのに…、?
俺の横で悪戯に笑う舞田さんを気にかけることすら今の俺には無理な話だった
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「ど、どうしよう、俺、俺ッ…」
舞「落ち着いて、りくくん…」
「な、なんで…ほんみょ、」
舞「え?だってぇ…りくくんが私とキスしながら名前で呼んでって言って教えてくれたんだよぉ?」
「…はッ?」
舞「もしかして…覚えてない?」
「おッ…覚えてるわけ…ないだろ…、ッ」
震えた声で言葉を発しても彼女は全く動じなかった。
舞「うーん…じゃあもうさ私と付き合っちゃおうよ、」
「なに、言ってッ…」
舞「だってほら、私の事好きって言ったでしょ?それに、、なーくん、だっけ?心配かけたくないんだよね?」
呑気に足をパタつかせながら俺を見てそう言う
「た、確かに心配かけたくないけど…」
舞「ほら、それなら辞めるのが1番手っ取り早くない?私と幸せになってなーくんのお荷物も減るんだよね?」
「え、あ、ぅ…」
「や、やだよ、無理ッ…」
さすがの俺でもそれできない、
すとぷりにいていいって、言われたから、
舞「…でもさぁ…一夜の過ちを犯してしまった君に応援してくれる人なんているの?」
…ッ…確かに応援してくれる人がいなかったら…俺の存在意義は…
「で、でも…おれほんとにきおく…なくて…」
舞「大丈夫だよ。りくくん。私が支えてあげるから…リスナーはきっと貴方のことを嫌うかもしれないけれど私は絶対守ってあげる」
「…で、でも…」
迷いなんて生まれちゃいけないことなんて わかってる。
でも…
舞「ね、こっちにおいでよ」
と手を広げられる
「ご、めん、もう少し…考えさせて…欲しい…」
何が何だかわからなくて荷物をまとめて部屋から出た。
_
舞「うーん。ストーカー救出作戦も失敗…一夜の過ちを犯してしまった作戦も失敗か〜 でももう1歩って感じかな。ま、いっか、もうすぐ私のものになりそうだし。」
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はなび - この小説すごいですね!今まで読んできた中で一番好きです! (2022年4月2日 22時) (レス) @page48 id: 3f8b49be56 (このIDを非表示/違反報告)
わんだふる - このお話ハマっちゃいました!とっても面白いです!更新がんばって〜! (2021年10月17日 8時) (レス) @page47 id: 48ef6fa197 (このIDを非表示/違反報告)
もか(プロフ) - kyahhogirlさん» ありがとうございます !(;_;) 励みになります …! 頑張ります!! (2021年5月27日 1時) (レス) id: 851d3b888d (このIDを非表示/違反報告)
kyahhogirl(プロフ) - お帰りなさい!久しぶりの更新お疲れ様です!次の話を楽しみに待っています!! (2021年5月26日 21時) (レス) id: 66a80f82c5 (このIDを非表示/違反報告)
ミイ - とっても面白いです!!更新待ってます。 (2021年1月4日 21時) (レス) id: 14151468fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:萌歌【そのへんの雑草】 x他2人 | 作成日時:2020年7月16日 1時