61話 ページ24
莉「…生まれてこなきゃ良かった、?」
莉「馬鹿みたいなこと言わないでください!!!」
「りいぬ、?」
莉「りくは!たくさんの人を救ってる、!俺も。めんばーも!そんなやつが生まれてこなきゃ良かったなんておかしいだろ!」
いつにも増して怒っている莉犬。
莉犬は人一倍生きることに対して思うことがあったからだと思う。
こうして誰かのために怒れる人間は幸せだと思う。すごいと思う。
母「っさいのよ!あんたら家庭事情に口出すんじゃねえよ!」
「…ごめんなさ…ごめんなさい、…っ」
癖で母親の大声が聞こえて謝る。
するとさとみが握っていた手を離した。
さ「これが何よりの証拠じゃないのか?貴方にビビっているのはこれをみれば分かる。お前は……りくになにをした?」
母「そうね…育児放棄 虐待 これくらいじゃないかしら?」
母「それよりりく。私はこんなこと言いに来たんじゃないの。私ね、借金抱えちゃって。お金貸してくれないかしら?」
え、?病院…、お見舞い…きたんじゃないの、?
「…え、あ」
母「りくはお母さんの為に尽くしてくれるわよね?」
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もか幼少期
「おかあさんぼくうたうからきいて、!」
母「は?そんなことするならはやく勉強しろ」
「ぼくでもがんばった、!」
母「っさいわね!蒼太と海斗の面倒見てんのあっちいけよ!」
「…ごめんなさい、」
-
母「ほらご飯よ〜」
蒼「わー!おむらいすだ!」
海「あれれー!りくたべれないの?かわいそーだね!」
「おかあ…さ、ぼくのごはん…」
母「は?タダ飯食うなよなんもしてねえ癖によ」
「…ごめんなさい、」
-
「…これたべれる草かな、」
カプ
「…うっん、…おいし…オエッ…おいしい…」ポロポロ
「おいし…オエッ…ゲホッ…ゴホッ…」
-
「おかあさんぼくがんばった!」
母「はいはいちょ黙れ。」
「ひゃくてん…すごくないの?」
母「はいはいえらいからあっちいけよ」
「どうしたら、ほめてくれるのっ!」
母「そうね。お母さんに尽くしてくれたら褒めてあげる」
「つくす?」
母「そうよ。たくさんたくさんお母さんにいいことをするの。」
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「いやだ、っ、」
母「はっ?」
「いやだ…俺はもう。この仲間たちといる。お母さんには尽くさない。」
「もう充分だろ?兄さんにでも借りろよ!兄さんなら金あるだろ!!!」
母「ふざけないで…ちょうだい、」
バチンッ
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はなび - この小説すごいですね!今まで読んできた中で一番好きです! (2022年4月2日 22時) (レス) @page48 id: 3f8b49be56 (このIDを非表示/違反報告)
わんだふる - このお話ハマっちゃいました!とっても面白いです!更新がんばって〜! (2021年10月17日 8時) (レス) @page47 id: 48ef6fa197 (このIDを非表示/違反報告)
もか(プロフ) - kyahhogirlさん» ありがとうございます !(;_;) 励みになります …! 頑張ります!! (2021年5月27日 1時) (レス) id: 851d3b888d (このIDを非表示/違反報告)
kyahhogirl(プロフ) - お帰りなさい!久しぶりの更新お疲れ様です!次の話を楽しみに待っています!! (2021年5月26日 21時) (レス) id: 66a80f82c5 (このIDを非表示/違反報告)
ミイ - とっても面白いです!!更新待ってます。 (2021年1月4日 21時) (レス) id: 14151468fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:萌歌【そのへんの雑草】 x他2人 | 作成日時:2020年7月16日 1時