セクシー兄貴がちびっこになった件について。

番外編 おめでとーう！！ ページ23

北山side



なんと明日は6月25日、太輔の誕生日



ソファーに座る俺の膝の上で寝ているたい



さっきまで、｢誕生日だから起きるんだ！｣と言い張っていたくせにもうすっかり夢の中。笑



そしてその周りで着々と準備が進められている



0:00、日付が変わったことを時計が知らせた



横｢いいよ、太輔起こして！｣



北｢たい、たい？？｣



藤｢んぅ…｣



ほっぺをむにむにと触る



あー、やらけー…じゃなくて！



北｢太輔…｣



耳元で囁いてみると、ぱっと目が開いた



藤｢ひ、ひりょ…｣



北｢せーの、｣



｢｢｢お誕生日おめでとーう！！｣｣｣



クラッカーの音と共に横尾さんがケーキを持ってくる



玉｢たいぴ！お願い事してふーして！｣



何かを考えたあと、ふーっと火を消した



お誕生日おめでとう！たいぴー！と、電気をつけてそれぞれ言う



藤｢あんがと｣



その言葉を聞いてメンバーは各自部屋に戻った



可愛い装飾に目を輝かせている



北｢さっき何をお願いしたの？｣



見つめてみると、恥ずかしそうに言った



藤｢…こえかりゃもみんなと、ひりょと一緒にいらりぇましゅよーにって｣



あー、可愛い



北｢そんなたいに…じゃん！｣



プレゼントに帽子を手渡した



藤｢こぇ…｣



北｢俺とお揃い｣



たまたま自分が持っていた帽子に子供用のサイズがあった



俺が子供になった時、ペアルックしてたのがコルクボードに貼ってあったから、そーゆーの好きかなって思って選んでみた



藤｢んふふ、ど？｣



早速被ってにこにこしてるたい



北｢ん、可愛い似合う｣



パシャリと写真を撮る



藤｢ひりょ…たんない｣



北｢え、プレゼント足りなかった？｣



足りなかったか帽子だけじゃ…やっぱ子供だからオモチャ？



それとも大人の太輔の時はアロマとかだったかな



ぐるぐる考えていると、急に目の前のたいが目をつぶって、ん！と言った



北｢へ？｣



藤｢ひりょのしゅきがほしー｣



それって…



藤｢ちゅー…して｣



うるうるな瞳で上目遣いからのおねだり



ズキュンと心が打たれた



とりあえず周りにメンバーはいないな…



北｢…特別な｣



久々の太輔の唇に思わず舌を入れる



藤｢ん、ひりょ…｣



北｢ごめん愛が溢れた



お誕生日おめでとう太輔、愛してる｣



藤｢おりぇもあいしてる…ひりょ…｣


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珍しく当日なりたてに間に合った！
お誕生日おめでとうございます！

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