セクシー兄貴がちびっこになった件について。

22！？ ページ22

北山side


舞祭組はカラオケ、玉は自室



そしてたいは…



藤｢…すぅ………んっ……たい…の…｣



ソファーで寝ちゃった…



ベッドで寝かせてあげるか



小さなたいを抱き上げて自室のベッドに寝かせる



よく考えたらここはもともとたいの部屋。



そういえばじっくり見たことなかったな



部屋をぐるりと見回してみる



ふかふかのベッドに外が見える窓



本棚には色んな本がある



雑誌が多いかな…？



ちょっと探ってみよ



パサッ



足元に何かが落ちてきた



…ノート？？



学生時代のとか…？？



パラッ



"北山にもっと近付きたい！”


"今日も可愛い北山さんです☆”


"ほんとにりす笑”


"なんであんなに可愛いの？”



そしてページの最後には…



"また可愛い北山が見れますように！


おやすみっくん！笑”



…パタン



え、なに、なにこれ



どくん、どくん、と心臓が音を立てる



割と古いらしいそのノートをもう一度開けてめくっていくと、あるページに辿り着いた



"大好きな北山が子供になってしまった。


寂しいよ早く帰ってきてよ北山…


もし大人の北山に会えなくなったらどうしよう


もしこの気持ちが言えたとしても、子供だからちゃんとしたお付き合いなんか出来ないよね


やだよ北山、大好きだから帰ってきて”



太輔…



この日記はどうやらここに来た時に書いているようで、日付が飛び飛びだった



文字が書いてある最後のページになった



"ひろが大人に戻った


ようやくちゃんと叶った


これからは2人でいっそうキスマイを盛り上げて、幸せに暮らせたらいいな


北山への片想い日記はこれで最後にしようかな


大好きだよ、ひろ、なんて、ここで書いても意味ないんだけどね”



ペラリと次をめくるとまだ紙は余っていた



ページがあるなら…



俺は机に乗っていたペンを手にもった。


───────────────
いつも読んでくださる皆様、更新遅くて本当にすみません…
これからもよろしくお願いします！

番外編 おめでとーう！！→←21…笑

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す