らくだい魔女と星の守り人

8話　声の主は… ページ8

「あのう」
どこから可愛らしい声が聞こえてきた。

「「え？」」
私とフウカちゃんは、その声に振り返った。

その声の主は＿転校生のAちゃんだった。

「何でAちゃんがここに…？」

「そうね？どうして？」

「え、えと…。」

「ああ、オレが連れてきたんだ。な？」

チトセくんは、そう言うとAちゃんの方を見た。
私達もそっちに視線を向ける…。
　
「あ、はい。」

「で、フウカに話があるんだろ？」

「はい！…でも、どうして私がフウカちゃんに話があるって分かったかよくわからないんですが…。」

「ああ、フウカの方をチラチラ見てたからな。」

「で？話って？」

「はい。でも、とっても長くなるんですが…。」

「そっかぁ。じゃあ、休み時間終わっちゃうしね〜どうしよっか。」


皆はうーんと考え始めた。

(うーん。どうしたら…。あっ！)
私は、その時ピコン！とひらめいた。

「昼休みに学校案内してあげるから、その時に話してくれる？」

「あ！それいいかも！」

「ありがとうございます！それじゃあ、昼休みお願いします！」


キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン

Aちゃんが言ったどうじにチャイムがなった。

「それじゃあ！」

「うん！また話そうね！」
そう言って私達は、それぞれの席に向かった。

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