らくだい魔女と星の守り人

26話　いざ、お家に出発！ ページ29

〜フウカ目線〜



「ぎゃあぁぁぁあ！！やばいぃぃい！」



後３分でAちゃんの家へ行くための集合時間。あたしは、遅れそうだった。
まあ、自分がのんきにゲームなんてしてたのがいけないんだけど…。




急いで用意をしていると、

「姫様〜？皆さんが来てますけど〜。」

と、あたしの教育係のセシルの声が聞こえてきた。



「うっそー！！遅すぎて来ちゃたとか！？」




「そのまさかだ。」


(！？)


その声にハッとして後ろを振り向くと、チトセとカリン、Aちゃんがドアの所にたっていた！



「お前、何分待たせる気だよ。もう30分も遅刻だぞ！」



「さ、30分！？う、うそ！」
あたしは、すかさず時計を見る。見ると30分過ぎていた。




そう、時計の見間違えをしていたのだ。




「うそじゃねーよ。たく、お前はいつもいつも…。」


チトセは、拳に力を入れて怒りを抑えてるようだった。



「っ！しょうがないじゃない！さ、用意も出来たしいこう！」


あたしは、皆から冷たい目を浴びながらそそくさと皆の横をすどうりする。




「フウカちゃんたら仕方ないんだから…。」



Aちゃんは、ため息をつくと後ろから追いかけて来た。



それに続くようにチトセとカリンも追いかけて来る。





「よし、それじゃあ、しゅぱつだー！！おー！」




「「「おー！！」」」





あたしたちは、空に高々と拳をつき出して、しゅぱつした。

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