133 イベント/ 七夕・確認 ページ33
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Aちゃんが来た。あの記者会見からテレビにも学院にも姿を見せないから心配していたあの子が。
彼女はあんずたちを素通りして席に着く。頭を抑えながらぼうっと前を見つめて、それがあんずを少し不安にさせた。
記者会見の時ほどやつれてはいないけど。
( …何考えてるのかなあ、分からない )
「うっきょん、今日朝からなんだね」
「ん。午後から仕事ある」
「何の?」
「…なんだっけ、ちょっと待って。頭痛いから話しかけないで」
「えっ」
もしかして元気じゃないのではないだろうか。
あんずは先程した発言を思い出して、あわあわとAちゃんに近づいた。
「ご、ごめん、Aちゃん具合悪かったの…！」
「? …いや、何であんずが謝るの? あんずはずっと心配してくれてたんでしょ、何も悪いことしてないのに」
「Aちゃん…」
( 心配してたこと、伝わってるんだ… )
何を言ってもAちゃんの心には伝わっていないと、そもそも視界にも入ってないんじゃないかと思っていたから。
ああ、本当にこの子は人を振り回してくれるな。
「なんか起きた時から頭痛くてさ〜…。いつもとは違うの。
嫌なことが起きた時みたいな感じじゃなくて、上からグッて押されてるような感じ…」
「それ、低気圧のせいじゃない?」
「うきくん…、低気圧?」
「うん。僕も雨がひどい時とかはあるんだ、低気圧による頭痛がね〜しんどいよね」
「確かに、今日はくもりだから…」
「低気圧…」
途端にAちゃんは、ハッとした顔でその言葉を繰り返した。
「ああ…なるほど。いつの間にか、同じ体になったんだ…」
「…?」
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かげやま(プロフ) - LIさん» コメントありがとうございます！ただただ私が書きたいことを書いているので、そう言ってくださる方がいることに喜びを隠しきれないです(;_;)お待たせしてしまうこともあるかもしれませんがこれからも楽しんでもらえるように頑張ります！本当にありがとうございます。 (2022年9月26日 6時) (
レス) @page44 id: cbb4c9f31f (このIDを非表示/違反報告)
LI(プロフ) - 今日の更新ありがとうございます！本当にこの物語大好きです。毎回泣きそうになりながら読んでいます！このお話の内容が本当に大好きです。これからも作者様のペースで更新頑張ってください。素晴らしい作品をありがとうございます。 (2022年9月25日 20時) (レス) @page42 id: 8345af9beb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かげやま
| 作成日時：2022年8月21日 1時
