62、幼馴染 ページ27
トウマside
トウマ「はぁ、はぁ、、、っくっそ!本当どこ行ったんだよ!あいつは!」
そう言い、トウマは焦った顔で苛立ちを込めた拳で壁を殴る。
トウマ達は、一度、手分けしてナツキを探してみたが、見つからず一度集まり情報交換したところだった。
マオ「ジュンサーさん達も今探してくれてるし、ナツキだって強いんだから大丈夫だよ。」
苛立つトウマをマオがなだめる。
トウマ「適当なことを言うな!あいつは一人にするとどんな無茶するかわからない!それに、あいつのことだ!ポケモン達のためなら自分を犠牲にすることだって、、!」
アリス「トウマ!」
なだめようとしたマオにキレるトウマをアリスが止める。
トウマ「っ!?、、、すまない、少し、言いすぎた。」
アリスに怒鳴られ、トウマは落ち着きを取り戻す。
アリス「どうしたんですの、トウマ。取り乱すなんて貴方らしくも無いですわ。」
トウマ「、、、あいつは、本当に昔からそうなんだ。自分のことより周りを優先させて、」
リーリエ「二人は昔から仲が良かったのですね。」
トウマ「ああ、昔からあいつは世話好きで、困ってる人はほっとけない奴だったんだ。今思うと俺、あいつがいなかったら、多分旅にも出てないし、他の人とも今よりも距離を置いていたかもな。」
リーリエに昔の事を言われ、トウマは懐かしむように、静かに言う。
スイレン「え、そうなの?」
トウマ「ああ、小さい頃は、もっと気の弱い内気な奴だったよ。それに加えて、ポケモンとばっかり喋っていたから、周りから気味悪がられて、いじめられたりとかもしてた。それを救ってくれたのが、ナツキなんだ。」
そう言い、トウマは静かに語り始めた。
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水無月 夜深(プロフ) - 更新頑張ってくださいさん» コメントありがとうございます。頑張ります!、、、でいいのかな? (2019年6月27日 15時) (レス) id: 876c58e39e (このIDを非表示/違反報告)
更新頑張ってください - みさみさ (2019年6月27日 12時) (携帯から) (レス) id: 6d421c109e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水無月 夜深 | 作成日時:2019年5月27日 15時