51、提案 ページ15
トウマside
ニャスパー(!?っ大丈夫か?!)
妹の姿を確認すると、ニャスパーはその側に近寄り、心配そうな目で妹を見る。そして俺の方を向き問う。
ニャスパー(なぁ!妹は!コイツは大丈夫なのか!?)
俺はそれを聞くと、ニャスパーをなだめて、ジョーイさんに容態を聞く。
ジョーイ「栄養失調で風邪をこじらせたみたいね。ちゃんと栄養をとって、しばらく安静にしておけばきっと良くなるわ。」
ニャスパー(、、、良かった。)
それを聞くと、ニャスパーは安心したように胸を撫で下ろす。
トウマ・ナツキ「ありがとうございます。」
俺とナツキはジョーイさんに頭を下げると、俺がニャスパー(妹)を受け取った。すると、
ぐぅ〜
緊張の糸が切れたのか、ニャスパーから、腹の虫の音が聞こえてきた。
トウマ「お前、腹減ってるのか?」
ニャスパー(、、、アイツが倒れてからまともに食べ物を口にしていない、、、。)
ナツキ「あ、そうだ!お腹空いてるなら、これ食べなよ。」
そう言い、ナツキはバッグを漁り、ポフレを差し出す。
ニャスパー(いいのか?)
ナツキ「お腹空いてるんでしょ。ほら、食べなよ。」
トウマ「腹減ってるんなら食え。ナツキが作ったのではないから、ちゃんと食えるもんだ。安心しろ。」
ナツキ「ちょっと、それどうゆう事よ!」
トウマ「そのまんまの意味だ。お前の作るもん5回に1回はハズレだろ。」
ナツキ「ぐぬぬぬ、、、」
俺とナツキがそんな気の抜けた会話をしていたせいか、ニャスパーは安心したように笑い、ポフレを食べた。
ナツキ「ふふ、よかった。あ、そうだ!ねぇねぇ、あなた達さ、ご主人が戻ってくるまで私たちといない?」
ナツキの突然の提案にニャスパーは驚く。
ニャスパー「でも、ご主人との約束が、」
ナツキ「なら、毎日ポケモンスクールの登下校の時あそこを通って確認すればいいよ!それに!私たちといれば、今よりももっと強くなって、ご主人を見返せるよ!」
ナツキがそう説得すると、ニャスパーは少し考え、決断する。
ニャスパー(、、、わかった。俺たちもお前たちと一緒に行かせてくれ!)
トウマ「そうか。じゃあ、これからよろしくな。」
ナツキ「その返事ってことはOKってことだよね!これからよろしくね、ニャスパー!」
ニャスパー(ああ、二人ともよろしく!)
3人は挨拶を交わすと、トウマが妹を抱いてポケモンセンターを後にした。
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水無月 夜深(プロフ) - 更新頑張ってくださいさん» コメントありがとうございます。頑張ります!、、、でいいのかな? (2019年6月27日 15時) (レス) id: 876c58e39e (このIDを非表示/違反報告)
更新頑張ってください - みさみさ (2019年6月27日 12時) (携帯から) (レス) id: 6d421c109e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水無月 夜深 | 作成日時:2019年5月27日 15時