【ダンキラ】キラキラハート【原作沿い】

キラキラ！その30 ページ31

編入式まであと数分でしょうか？
講堂にもずいぶん人が集まってきて、騒がしくなってきました〜

「ふう…今年ゴールド生になったのは私だけか」

隣に座っていた子が突然言い放ちました。
思わずギョッとします。
ずいぶん大きな独り言です〜
編入生の列には先輩に当たる方もいるのに…とってもチャレンジャーな方です☆

見事な赤髪をポニーテールにした彼女は威風堂々、目をつぶっています。
あの〜私もゴールド生なんですよ〜実は…

うーん…
式も始まりそうですし、そっとしておきましょう。

「ねえ、あなた名前は？」

そう言ってたら話しかけられてしまいました〜
あらら〜

「AAです♡コーチ科の中等部3年で〜す」
「ふーん、同い年じゃない。私はベリー、特待生よ」
わーかわいい名前♡キラキラです〜！
「…あなた、分かってる？」
「何をですか？」
「この制服の意味よ」
「制服の意味…？」
せ、制服の意味…なかなか哲学的ですね！
やっぱり集団に属している意識を与えるため？
単純に一目見て生徒だーって分かるためでしょうか？
「ーまもなく、編入式を開式します。生徒は速やかに着席してください」

あ、大変！そろそろ式が始まるみたいです！
アナウンスが流れてきました〜
「はあ！この金色のラインを見て何も思わないの！？あんたモグリ！？」
「しーっ！ダメですよベリーちゃん！もう式が始まるみたいですから静かにしてください〜」
「はあ！？…っ」

キョロキョロ辺りを見回して、ベリーちゃんも気づいてくれたみたいです。
よかった〜
昇格早々怒られるなんてダメダメですからね☆

めざせ優等生です〜！キラキラ☆

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