キラキラ!その19 ページ20
「…え、なに?どういうこと?」
八神先輩は続けます。
「このダンキラで力を発揮することができれば…君たちは特待生に昇格することが決まっていたんだ。…言っただろう?これに負けたら未来はない、と」
「じゃ、じゃあ俺たち……もう、特待生にはなれないってことなのか!?」
そんな…!
「…残念だけれど、そのとおりだね」
「また数ヶ月後には昇格試験があるカラ…次こそファイト♪ってところカナ」
ざ、残酷…です。
だって、みなさんは特待生になれないと…
「…次なんて、ないよ。俺たちは、今すぐ特待生になりたかったの!だって、そうじゃなきゃさ……」
「まひる。俺たちが負けた事実は、覆せない。そして特待生になれなければ、俺たちは紅鶴を去るしかない。ここに編入すると決まったときから、わかっていたことだ」
「…そっかぁ……俺たち、本当に退学…になっちゃうんだね」
そんな…なんとか、ならないんでしょうか。
このまま彼らという芽を摘んでしまうのは…とても惜しいです。
もっともっと…キラキラに輝けるはずなのに。
キラキラ〜…
「…あーあ、信じらんない。編入当日に退学なんて。でも、お金のことばっかりは俺たちじゃどーしようもないし…ダンキラしたいなら、ダンキラマイスターになる必要もないしね」
「まずは、ひつじ館に戻る…か。館長たちには、申し訳ないが…」
「あー、それ!ちょっと気まずいよね〜…ダンキラマイスターになって、恩返しするから!…とか言っちゃったし。うわ〜、どんな顔して会えばいいんだろ〜。マジで恥ずかしーんですけど!アハハ…」
かける言葉もないです…しおしおです…
「だが、これもケジメだ。館長たちには、きちんと報告を…」
「こらー!!ダメだろ、零士!まひる!」
あれ?どうやら…みんながみんな、しおしおじゃないみたいです。
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華氷(プロフ) - 私もシアベル箱推しです!!! (2019年12月5日 20時) (レス) id: 6ad0d55505 (このIDを非表示/違反報告)
八雲(プロフ) - (´゚ω゚`)ブルァァアッッ!こんなん好きに決まってんだろおッッ!!更新楽しみや……(期待)ダンキラの沼にハマってきてるのでめっちゃ嬉しいです! (2019年9月26日 21時) (レス) id: e767434e12 (このIDを非表示/違反報告)
ちよさとう(プロフ) - 蒼花さん» はじまして!コメントありがとうございます!ダンキラまだまだ発展途上ですよね〜もっとみなさんに知ってもらって、どんどんダンキラ広めていきたい所存です(*^o^*)今後ともよろしくお願いいたします! (2019年6月25日 1時) (レス) id: 469eb6378b (このIDを非表示/違反報告)
蒼花(プロフ) - 初めまして!!ダンキラの小説少ないので、すごく嬉しいです!!毎日楽しみにしてます!♪ヽ(´▽`)/ (2019年6月22日 19時) (レス) id: e802d5de4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちよさとう | 作成日時:2019年5月22日 3時