【名探偵コナン】降谷零に寵愛された理由

高層マンション ページ4

このまま死亡フラグまっしぐらじゃない。

このまま何もしないでいたら終わりだわ。
とにかくなんとかしないと。

万一国外追放になるならば資金を調達しておきたい。

その為には時間が必要。
病気になるか怪我をするかで入院しながらこっそりと資金を集める。


うん、前世ではオタクだった私はライトノベル作家をしてお金を稼ぎ、コミケでグッズも売っていた。

証券会社で働きお金の回り方を知っている。
お金はばくちではなく計画性を持って増やせば株だって無駄ではない。

「はぁー…」

深いため息をつく私はこの準備を進めるためには怪我をしなくてはならないが、そう簡単に行くわけがない。


「そういえばこの近くマンションができたのよね」

「ええ早乙女財閥が新しく建てたマンションです」

高層マンションでシェルター付きのマンション。
デザインは私がして構図を考えたのが叔父だったのだ。

「少し寄ってくださる？屋上に行きたいわ」

高い所から東都を一望しよう。
気分を切り替えればいい考えが浮かぶはずだ。

「では…」

「ここでいいわ、隠し通路から行くから」

「お嬢様ぁ！」

正門からは入れないからこっそり非常口から入る。
実はこのマンションは様々な隠し通路が設置してあるのだ。

私が子供の頃にこんなマンションがあったらいいと叔父に行ったら叔父はその通りに作ってくれた。

うん、セレブって怖いな。

でも、そのおかげで一人で考えることができるしラッキーだ。

この時私はとにかく阿呆だった。


このマンションが曰くつきだと何故気づかなかったのか。

後に後悔する。

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